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偽勇者の大冒険  作者: ルーシェン
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闇市の動乱

拳闘はこの世界独特のスポーツで、ボクシングの事ではない設定になっています。

気力尽きてたまにしか更新する気ないけど100名超えてるといいなぁ。

ロベルド市のドローリア市長はエレネイ市国連合と勇者アネレイ将軍の略奪に備えていたのだ・・。

「エミリーさん。聞いていたより見張りの数が多いぞ。200名もいるし人口6万人じゃないか?」

カッセル執事の古着を分けてもらい水浴び(一応下着位は身に着けてますが)してから様子を見た。

「幾ら俺が拳闘のチャンピオンでも200名を気絶させる事はできないぞ。税金支払った方が良い」

ミダスは熊殺しを自称する少女2人を説得しようと試みていたが無駄であったらしく沈黙するのだ。

「夜襲するしかないけど、これ売らないと当座の生活費が手に入らないからやるしかないんだよな」

「大丈夫です。ミダスさん。銃さえ使われなければ、兵の50名位制圧して見せます。お姉ちゃん強いんですよ。拳闘になったらチャンピオン間違いなしですよ。如何やって兵を分散させましょう?」

ロザリーが思案顔で考えるが、何も思いつかなかったのか沈黙してエミリーを見たが途方に暮れる。

「じゃこれは覆面用の布。こんなに警備が厳しいならアネレイ将軍が侵攻する予定があるんじゃない?そのドサクサにまぎれれば、侵入する事は出来る。下水道でも通って闇市襲撃する?臭いが残る」

エミリーは海に流れる水源の廃墟の洞窟を見て言ったが30年前の災害で逃げ出した巨大ネズミが。

「30年前の災害の時逃げ出した動植物が肥大化して巨大生物になってるの。原子力発電所も崩壊したから放射能の影響らしいけど、言ってる意味わからないよね?兎に角怪物が住んでいるのよ・・」

下水道も30年も掃除してないから、入るだけで病に侵されるだろうと思われるのだけどそれでも?

「じゃあ下水道掃除もかねて闇市に忍び込もうぜ。3人で下水道掃除か。何か良いんだけどお前ら一応大金持ちの令嬢なんだよな?どぶ川の掃除なんてお嬢様のやるような仕事なのか?本当にお前ら」

ミダスが尋ねるが、「権力を執事カッセルに握られてるんだから、働かないとご飯食べられないの」と本気だか嘘なのかよく分からない発言をしてミダスを不快な思いにさせたが食事位は食べれる筈。

それも俺のような一般庶民でも最下層な拳闘なんか比べ物にならない程豪華な食事をしてると思う。

「私達はお金の為ならどんな汚れ仕事でもするよ。冒険者ギルドの受付嬢もしてるから就職する?」

この国では拳闘は本当に差別されていて、就職出来てもトイレ掃除以外させてもらえないだろうが。

「大丈夫よ。私達ロベルド市でも有名なエミリー財閥の令嬢よ、税金だって1億円は支払ってる筈」

ロベルド市の年収が2億程度だから、市の税金の半分はエミリー財閥からの税金であるのだ・・・。

そのエミリー4世の(フランス人)紹介状を無視出来る勢力はドローリア市長だけであるのだ・・。

「じゃあ早速始めようぜ。ロザリーさんは水と汚物を焼却するから枯れ枝を持ってきてくれ。良い」

「良いよ。ついでにこの肉火で炙って食べようよ。お腹すいた」とエミリーが言うので休憩なのだ。

そして夜、必死にどぶさらいを続けるミダスとエミリーが肉目当てで集まってきたミダスのライバルであり親友の禿げ頭と11歳の踊り子アルテミスも加わった事により、どぶさらいも上手くいくが。

そのうちロザリーが枯れ枝と火打石を持ってきたので、3時間も苦戦してやっと火をつけたのだが。

「火をだすのがこんなに大変だとは思わなかったです。食事は外食が殆どですから火打ち石使うの」

初めてだったんですよねと大喜びで串に刺した虎の肉を炙り、匂いにつられてやってきた熊を一撃で仕留めるとエミリーは下水道を通って闇市に潜り込み、熊の毛皮と肉を売り、30万円手に入れた。

お金の価値は令和元年の相場と同じ位だが品物が豊富ではないのでどうしても高値になってしまう。

因みに兵士30名に見つかったので、しばき倒して服で縛ってトイレに放り込んでおいたのだ・・。

取り敢えず服と武器をはぎ取り闇市で売り、1千万円近くに予算を増やしたが偽勇者の仕事である。

兵士にはアネレイ将軍の仕業と思いこませ、覆面を被ったミダスと禿げ頭は闇市を襲撃したのだが。

「俺は勇者アネレイだ。野郎共。存分に暴れまわって略奪しろ。俺に逆らう者は皆殺しだぁ・・・」

禿げ頭がミダスに襲い掛かる兵士を気絶させると商店からパンを2個略奪してその場で食べていた。

それをエレネイ市国連合の国境から見物していたアネレイ将軍は怒りを抑えて突撃を止めさせたが。

「何故です?今攻略すれば偽勇者一味も闇市の富もエレネイ市国連合の物ですよ。こんなチャンス」

二度と巡ってこないと思うのだが、アネレイ将軍は移民を受け入れ戦力を充実させる手段を選んだ。

拳闘はこの時代の日本では差別されており、エレネイ市国連合も奴隷として受け入れる事にしたが。

「あの偽勇者を野放しにすれば、きっと後で後悔しますよ。偽勇者の一味は3人。今なら倒せます」

ロザリーとアルテミスの情報はつかんでいないらしいが、アネレイ将軍は如何動員令を出したのだ。

人口30万人のエレネイ市国連合のうち動ける男2万人が動員されるが、この兵は周辺を制圧する。

「偽勇者のおかげで暫くは、俺達と戦うどころじゃないだろう。その間に関東を制圧するのだ・・」

アネレイ将軍は2万の兵で、旧東京のあるクルメシティの攻略に軍を送ったが抵抗されている状況。

「降伏する。降伏するから命だけは助けてくれ。アネレイ将軍にだって、親兄弟はいるんだろう?」

「そうとも。俺にも妹がいた」闇市を襲撃していたミダスは、恨み節で愚痴を言ったが分からんか?

「お前らが少ない物資を暴利で売り、大儲けしてる時俺の妹は生死の境をさまよいそして死んだが」

別に恨みがある訳ではなく、弱肉強食の時代に弱い者に発言権がないのは仕方のない事である・・。

だがミダスは恨み言を言い、水を2リットル略奪して商談を持ち掛けたのだが荷車は禿げ頭が運んでおりこの肉を50万円で売るように強要すると、闇市の主人は大喜びで商談に応じたのだが・・・。

「そんな安値で良いなら何時でも来てください。自警団を結成してロベルト市から独立しますから」

儲けの9割も取られてそれでも安い方だとか、税金を払うのは国民の義務とか言われたら怒るだろ?

「で、この兵士達如何する?俺殺人はしたくないんだよなぁ。殺される時の恐怖に怯える目を見た事あるか?俺的にはあの目は耐えられない。逃がしてやっても良いか?闇市の経済力なら傭兵位・・」

「アネレイ将軍。噂と違ってお優しい方だ。ドローリア市長には上手く言っておきます。ご安心を」

だが取り敢えずエミリーと禿げ頭が風呂に入りたいと言い出した事から話が面倒になって来たのだ。

禿げ頭は兎も角、お嬢様のエミリーには風呂なし生活は耐えられんだろうと思うのだが素顔みられると困るので、貸し切りにして400万円使って大量に水と穀物を買い込みと種もみを手に入れるし。

「種もみなんか如何する心算だ?どうせ食ってしまうのに、精米が大変だろう?育てる心算とか?」

「栽培方法は知ってるよ。農地を確保しないといけないけど、あんた家とかはあるの?確か拳闘は」

「一応叔父が庭付きの家に住んでいる。鶏と豚を飼っていて、そこそこ豊かだが拳闘だしな・・・」

これで当面の課題は叔父さんを説得して、味方につける事から始めようと思うエミリーであったが。

「アネレイ将軍覚悟~」と降伏していない兵士が数名風呂で水着(水着の貸出料金3千円)で風呂に入っていたエミリーとミダスと禿げ頭を襲撃して失敗して、身ぐるみはがれて追放されたのである。

少ない物資を敵の兵士に分け与える余裕は、ミダスにもエミリーにもなかったがそろそろ帰ろうか。

「また来てください。アネレイ将軍なら大歓迎です。それと仲間がいるんですか?狼煙が上がって」

ああロザリーの事忘れていたが、あの娘とアルテミスの2人で虎やライオンの襲撃を防げるかなぁ?

「もう、遅いですよ。ライオンが30頭も出没したから全部アルテミスさんが倒して夕飯にしたよ」

「ゴメン。お土産の肉団子だよ。それと米の種もみ。ミダスさんの叔父さんと交渉して種を蒔こう」

まああのカッセルにお願いしたら、種子事焼き捨てられるに決まっているから秘密裏に行わないと。

「今は1月の4日だから11歳の私と10歳のロザリーと12歳のミダスさんには薪をお願いする」

正確な年齢は不明だがこの年齢に統一する事にしたので覚えている限りこの年齢がベースであるし。

「取り敢えずミダスさんの隠れ家の洞窟の前に蒔いておこうよ。今年は暖冬だから育つかもねぇ?」

一日中火を焚いて温め続ければあるいは自分の飢えをしのげる程度の食糧は手に入るかもしれない。

「アルテミスさん強いんですよ。ライオンが30頭もいるのに刀でバッタバッタとなぎ倒してねぇ」

「それは良かった。だが隠れ家は変えるぞ。エミリーと違って見つかったら即座に没収されるんだ」

それに明日には拳闘のチャンピオン防衛戦に出場しないといけないので穀物育てる暇がないのだし。

「取り敢えず冒険者ギルドに言って冒険者登録しようよ。拳闘でも登録出来るギルドあるからねぇ」

アルテミスは30年前の大災害を生き抜いた老人の経営するギルドに行く事にしたが不安であるし。

まあこの老人も大災害の事は忘れているが、日本文明再建の時を狙って、宿屋の儲けで本を買い集め、子供たちに知識を叩き込み、生活の知恵を身につけさせていたのだ。

ギルドの偏見の予定です。

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