拳闘と難民さんの村興し
村興しって大変ですねぇ。
最近お祭りも赤字だから村興しが出来ない。
財政切り詰めて村の財政を黒字化しても移民は訪れない。
最近寂れてる出生率2.57を叩きだした有名な村も最近は人口少ない。
財政的には豊かな村でも魅力的じゃないと人は来ませんからね。
10月5日、訓練を終えた拳闘達は試合に望むが、いきなり観客席から石の雨で出迎えられたのだ。
「拳闘が嫌われてるのは知っていたが、ここまで憎まれてたとは・・・」などと拳闘達は思うのだ。
「耐えろ。生き残りファイトマネーを貰うまでは倒れる訳にはいかない。俺達には家族がいるんだ」
観客席からの投石が多いほどキサラギが儲かり、結果ファイトマネーの金額が上がるのでやめる訳にはいかないのだが、怪我人が続出して、拳闘スタジアムに来ていた綾は大忙しなのであるが・・・。
「怪我人量産体制に走るの迷惑よ。私はスポーツドクターじゃないの。面倒見切れないから止めて」
最近有望そうな難民の少年少女を、弟子に迎え入れ、医者の量産体制に入っているが数が足らない。
食料だって増産しなければ、直に底をつくだろうが、取り合えず家畜で食いつないで来年を待つし。
「ミダス商会は最近ロベルド市のパン屋を買収しております。最近パンの配給が125グラムに?」
TPP諸国から食料が密輸されるようになったが、それでも5030万人は養いきれなかったのだ。
死の大天使が高値で買い取っていくので、サクラギルドは飢えに苦しみだしたがもう海に出るしか。
「ナルデンに命じて船を5隻ほど造らせましょう。海洋進出に備えて船は必要ですからねぇ・・・」
ロザリーは鉄器兵1500名を遠方にまで派遣して、熊狩りに出かけさせ熊を仕留めたのだ・・・。
猪や鹿を取り過ぎて、最近肉食獣が飢えに苦しんでるので数を減らして食料+頭数制限に走るのだ。
「食料調達班は野草か薬草を取ってくるように。1箱分でも売れば3万円にはなるぞ。綾が買うし」
取り合えず農業を確立しないと、円が外国に流出するだけなんだよなぁと思うミダスである・・・。
「ミダスさん。取り合えず玉蜀黍作りましょう。サクラギルド内の質屋には献金をお願いしますよ」
取り合えず食料になりそうな物はクジラだが、反捕鯨団体が五月蠅いので狩りが出来ないのだ・・。
取り合えずサクラギルドの縄張りの農地には、玉蜀黍の種を蒔き、食糧問題を解決すると決めたし。
「取り合えず優秀な人材には日本に来て欲しい。月給1億円で雇うから」と人材を募集してみたが。
「俺達はロケット会社ビンツ株式の者です。日本に宇宙基地を造りたいのですが」などと言うのだ。
鉄壁のアルフェリア共和国からは戦火を逃れてフランス人の姉妹ローとケイが訪れて職を希望した。
そして何時ものように腹心の部下に廃墟を漁らせていたら、タイヤのついた箱鉄の箱が見つかるし。
「何だこれは?馬車のように見えるがこれを馬に引かせて荷物を運ぶのか?それにしては・・・?」
取り合えず外国事情に詳しい難民達なら知ってるかもと思い運んでこさせたがこれ見て難民は言う。
「車ですね。しかもてんぷら油で動く車だ。壊れてさえなければ動かす事は出来ると思いますよ?」
取り合えずジャンク屋に頼んで、車の錆を徹底的に落としてもらい、壊れた個所は修理させたのだ。
まあ動くかは知らないが、この車が動けばサクラギルドの経済活動は大幅に拡大するのである・・。
そして車は動き出し、運転免許を持った難民の1人が、乗り回して周囲を唖然とさせたのだが・・。
「すげえ。これさえあれば日本ならどこでも1日で行けるぞ」と思いジャンク屋に命じて複製品を造らせる事にしたが、この車を発見した廃墟には難民が30万人も雇われ、車を運び出させているし。
「車が手に入ったんですって?ジャンク屋にはこの絵本を見せなさい。車の作り方が書いてあるわ」
エミリーが実家の書物庫から持ち出した車の作り方を書いた本らしいが、そんな物があるなら・・。
「俺達は試されているのだよ。エミリー財閥の富と技術に頼りきりの独立などアメリカと同じだし」
取り合えずジャンク屋に絵本を見せると、10月11日朝、車の複製品を造って持ってきたのだが。
「質は最低ですが一応動かす事は出来ます。多分10キロ走らせたらバラバラに分解するでしょう」
思ったよりジャンク屋のレベルが高いなとエミリーは思っていて、絶対に作れないだろうと考えた。
だがエミリーは日本人の技術力の高さを甘く見ていたらしいとミダスと禿げ頭は思うのだが・・・。
「良いよ。私が買うから同じ物を出来るだけ品質を向上させて造ってくれない?出来るよね・・?」
「良いですけどこの車だけ造ってる訳にはいかないんですよ?ロベルド市にばれたら没収だし・・」
それでもジャンク屋は車を造ることに同意して生産に取り掛かり、11月1日車は完成したのだし。
「この車なら最低10万キロは走れる筈です。知識人狩りを逃れて知識を守ったジャンク屋だぞう」
「分かった。10億円で買うよ。記念するべき日本車の復活の日だからね。何時の日にか再び・・」
世界を日本車で埋め尽くす日が来るだろうかと立ち会ったゼメグント財閥のシャルロットは思った。
取り合えずエミリーにばれないように、外国人に売ったミダス商会の株を20%買い占めておくし。
「私はゼメグント財閥の社長シャルロットよ。エミリーさん。偽勇者様の志に引かれてここに来た」
半分は嘘であるが、ミダスにも興味がある事は間違いないので、エミリーには偽勇者目当てと言っておくが、ミダスが噂通りロザリーと親しげなら、自分の義弟になるかもしれない男なのである・・。
いや私が妹かとも思ったが、この場合弟になるのか妹なのか良く分からない関係であったのだがな。
「エミリーさん。お金が必要なら私が持ってるエミリー財閥の株を譲渡したい。50億でどうかな」
「高くない?シャルロットさん。それより日本車買ってくれない?今だけじゃなく永続的に・・・」
エミリーは日本のジャンク屋を結集して自動車工場を造ろうと心に決めたが人材が足らないのだし。
ビンツ株式は日本国内でロケット港を造ったが、まだ打ち上げる宇宙船は造ってないので金もない。
「産業より食い物だ。食い物と職をよこせ。ネズミの肉はもう飽きた。米の飯が食いたいよう・・」
我儘言うんじゃないと思うミダスとエミリーだが、一応オーストラリアに小麦は注文しておくのだ。
一応日本もTTPの加盟国だから日本にそれらしい政権が誕生すればTPP諸国は交易を再開する。
「でも大丈夫かなぁ?今冬だぜ。ただでさえ食料が不足するし金はないしみかじめ料たかいしなぁ」
一応みかじめ料は300億円しか取れなかったが、職の方は何とか用意する事に成功したのだ・・。
低賃金労働者が殆どだが、みかじめ料さえ取れるようになれば韓国並みの収入のギルドなのである。
「働け。働いてみかじめ料納めろ。みかじめ料の収入さえ確保できれば定額給付金が出来るのだよ」
ギルド主導で店を造る事も出来るし街道の建設や農地の拡張で、雇用を拡大する事が出来るのだし。
「そんな事言ったって月65000円の収入で2万円も税金取られてるんですよ?みかじめ料など」
やっぱり収入を上げる事が重要かと思ったので拳闘の経営から見直す事にしてキサラギに通知する。
「拳闘のファイトマネーを1万円に上げろだと?無茶言うなよ。拳闘が儲からないの知ってるだろ」
ミダスは自腹で支払うから承知してくれと土下座で頼み込みキサラギは渋々同意したのだが・・・。
そしてサクラギルド歴2年1月1日、やっとサクラギルドは安定した収入を得る事に聖子プしたが。
「噂だと月収8千億円の超巨大ギルドらしいが、人口も5330万人位だしもう最強じゃないか?」
ミダスは客引きの為に拳闘の試合に出ていたが、拳闘仲間がミダスに石を投げ倒そうとするのだし。
運よく投石でミダスを倒せればチャンピオンになりギャラとおひねりが増える可能性があるからだ。
「ミダスさんを倒せ~。あんたの時代は終わったぁ」などと言うが初心者の拳闘の投石などで倒されるようなことが起こったら、ロザリーさんの鉄器兵のメンバーに推薦状書いても良いぞと思うのだ。
鉄器兵の給料は1人30万円だから、この時代贅沢な生活が出来る筈だとミダスは思っていたのだ。
「靴磨きのご用はないですか?1人500円で靴を磨かせていただきます。王様気分ですよ・・?」
「スク水の美少女にお酌させながらお酒を飲むのなんて男の夢でしょ?10万円で雇われても良い」
などといかかわしい商売に手を出す難民も増え、そこそこ私財を蓄えるようになってきたのである。
「お前ら。楽な生活をしたければミダス商会の飲食店に食べに来い。たこ焼き8個3百円に値下げ」
「焼きそば店も値下げだよ。貧乏人用の粥も1杯50円で販売してるから買って行ってね・・・?」
ミダス商会の店はここ数か月で1万店舗になり、サクラギルドの救済策で500億円も儲かったし。
「でも給料は3千万円だけどな。会社の金だから部下の給料と設備投資に使えるんだよなぁ・・・」
だがサクラギルドは資産8千億円の超巨大ギルドであり、メンバーも3万人を超えたのである・・。
「1週間山野を巡ってやっと鹿を仕留めてきました。これ1万円で売れますよね?買ってください」
「半年も水田を巡ってやっと手に入れたジャガイモの種芋です。これさえあれば飢えなくて済むぞ」
「昔みたいにみんなで楽しく暮らす事が出来るんだ。文明が崩壊して30年。俺の夢がやっと・・」
そう言って力尽きて飢え死にする老人がいたが、春になったらこのジャガイモ植えてみようと思う。
だがこうなると畑は拡張した方が良いが、農家を募集して大金で農作業してもらうしかないよなぁ。
「て訳で農民を募集する。給料は30万円。取り合えず1万人ほどだが農地は切り取り次第だ・・」
て事は、今農民になれば広大な土地が手に入り、後から入植してきた者をこき使える地主になれる?
「なります。農民になります。でも当面の食料と農具位は面倒見てくれないと困るんですけどねぇ」
「給料支払うって言ってるだろ?食事位給料の範囲で何とか調達しろよ。飯は300円もあれば?」
そう言い放つミダスだったが、取り合えず志願者を荒れ地に送り込み開墾させる事にしたのである。
難民の戦いの予定です。




