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偽勇者の大冒険  作者: ルーシェン
142/220

決戦 ワルシャワの攻防

ビーバーって木でダムを作って子育てする動物なんです。

そのダムは10年もすると草原になってしまうとか・・・。

エタミル銃株式が、麻酔銃を注ぎ込んでビーバーを退治していると日本で疫病が起こり始めていた。

ビーバーの大量発生によるペスト菌を含んだノミが日本にも紛れ込んでいたらしいと分析するのだ。

「何ですと?早速陵医院にお願いして治療に当たらせなさい。ペストは治る病よ」直ぐに予算を送るように医療担当の小早川綾の経営する病院に直談判して、陵医院に医療物資を送って貰ったのだが。

綾は最近アベルナ軍から帰ってきてペスト対策に尽力してるが、元がビーバーだと、ワルシャワはペストが大流行するんじゃと思うので、弟子をワルシャワに派遣する事にするが、就職先どうしよう?

小早川綾は一応ラディンにてラシードの息子である人の第3夫人だが女子の医者を育てる師匠だし。

昔イスラム原理主義者の間で問題になったが、イスラム原理主義者の幹部の娘が病気や怪我をしたとき誰が診察するんだ?と言い出して仕方なく認めた位だから普通に女医は認められる傾向にあった。

イスラム社会は男が女の子の診察など出来ない社会らしいので女医は認めるしかないだろうと思う。

「え?綾姉様?日本に来ていらしたんですか?お出迎えもせずに失礼しました。さくらさん・・・」

「綾と知り合いなの?この人ホワイトジャックに憧れて女医になった守銭奴の医者?お兄さんの?」

「そうです。兄の第3夫人です。6歳の男の子がいるんですけどラシー家の希望なんですよね?婚前性交で生まれた子供だったから下手すると死刑になる筈だったんですが何とか先月結婚が認められ」

「私はイスラム教徒じゃなかったから減刑になったのよ。鞭打ち100回はきつかったけどね・・」

「綾姉さん。ラシー家が庇ってるのに死刑に出来る訳ないじゃないですか。綾姉さんはラシー家を継げるただ1人の次世代の男の子を出産した人なんですよ?死刑にしたらラシー家の歴史が終わり?」

因みにラシー家で最後に女性が相続したのは300年位前らしいが、男子がいるなら男子優先だし。

「良いの?半分東洋人の血が混じってるんだよ?名家って民族の純潔とかに五月蠅いんじゃ・・・」

「はい?」いや別に最近200年位はアラブ人と婚姻してるけど、異民族の血も一応は入ってるよ?

「問題ないです。でも女性相続でも男性の人が後見人になりますから名目だけなんですけどね・・」

「それでね。医薬品と医者を派遣したいんだけど綾の弟子引き連れてワルシャワに行ってくれない」

「良いですよ。でも私は高いよ。仕事料40兆円。アラブの医療を代表して1服200万円位ね?」

だがラシー家の利益とさくら財閥の利益とチャールズグループの利益は一致する事が多いのだ・・。

「私も商売とかやって見ましょうか?ラシー家の領地から上がる収入は6千億円位詩にかならないですしアラブの香木なんかで儲ければ領地の収入10倍位に出来ますか?」などと聞いてくる萌香だ。

何か段々慣れて来たのかさくら財閥を怖がらなくなってきたが、良い傾向だとさくらは思うのだし。

「ふふっ。日本に香木を売れば大儲けだよ。私が香木の専門家に声をかけようか?最高額で売ってみせるよ。私の妹分が商売をしてくれればアベルナ軍との取引によりさくら財閥も儲かるからねぇ?」

でも今の時点で私のご機嫌を取りたいならビーバーとペストを退治して功績を立てるべきだと思う。

「ラシー家の力を見くびってもらっては困りますよ。綾姉さんと門下生がいる限り疫病位は・・・」

「ですね。早速香木を集めてきますよ。商売に勤しみラシー家の力を見せつけた立場良くしないと」

「じゃあ商売は杏奈に任せます。私は軍資金を集めてワルシャワで軍功を立てますから」と言うが。

「良いのかなぁ?アベルナ軍の犠牲が増える事は政治的に歓迎しないけどやりたくないのなら・・」

「功績に見合った報酬が貰えるならやります。私だってラシー家の当主です。明日と明後日は休暇なので4月12日である今日から3日でペストを鎮圧してラシー家の名誉を回復しますからね・・・」

「萌香は弱虫ですけど仕事は出来ますよ?家柄が良いという理由だけで男子優遇のイスラム社会が16歳の女の子アベルナ軍の元帥に任命すると思いますか?ラシー家の当主がたまたま才能があっただけでそうでなければ別の人間がアベルナ軍の元帥に任命された事は間違いないです」と言っておく。

そして趣味の新体操をやらないで早速ワルシャワに飛び軍を閲兵する萌香だがイスラムの装束だし。

「萌香様。この地区で何が起こってるかご存じで来たのですか?お気持ちは嬉しいのですが・・・」

「アベルナ軍の総帥とさくら財閥の総帥とチャールズグループの総帥がペストに感染したら世界は」

「世界を滅ぼしたくなければ私達に感染する前に鎮圧して下さい。私だってこの若さで死にたくは」

だったら元帥自ら現場に来ないで司令官室で全軍の指揮を執って欲しいと思うが仕方がないのだし。

「お前ら。俺達は偶像崇拝はしないがアイドルを愛でる権利は認めているイスラム教国も多いんだ」

「あの愛らしい萌香様と杏奈様を死なせる訳には行かない。個人的も政治的にも死なれるとやばい」

「ビーバーは毒餌株式の毒餌で9割以上は北に逃げて行った。50万頭位の筈だ。決戦で仕留める」

「そして萌香様と杏奈様には白川学園に戻っていただくさ。ワルシャワは渡さんぞ。1族の為にな」

アベルナ軍の士気は高まり、攻め寄せてくるビーバー軍と決戦に及び第3防衛戦まで奪い取られた。

「逃げるな。萌香様が見てるんだぞ。恥をさらしたら一族郎党の名誉が傷付くんだ」と鼓舞するし。

「申し訳ありません。お前ら~。人間どうせいつかは死ぬんだ。星だって宇宙だって、何時かは滅びるんだ。だったら死に場所を選べる時に潔く名誉の戦死をして末代まで名を残す事を考えろ~・・」

「分かりました。あの弱虫の萌香様でも前線にいるのに俺らが逃げる訳には行かない。決戦だ・・」

「幾らビーバーが強くても一撃で人間は殺せない。格闘に持ち込んで刺し違えろ。それで勝てる筈」

アベルナ軍は3万人でビーバーは50万頭だが、多少噛まれたって直ぐに死ぬ訳ではないし怪我するのが怖くて軍人などやってられるか。お前ら。あの愛らしい萌香様に恥をかかせるな。さくらさんやポロンさんの見てる前で俺達がへまをやったら萌香様やラシー家に恥をかかせることになるんだぞ。

「分かりました。覚悟を決めます。ビーバー覚悟。俺達の家の名誉の為にお前らには死んで貰うぞ」

そして凄惨な戦いが続き夜、50万頭のビーバーは全て追い返されるか殺され決着したのだ・・・。

「治療してくれ。折角助かったのに病気や怪我で死にたくはない。萌香さんいっそラシー家本家の当主として実質的に俺達の支配者になってもらえませんか?こうなったら女だからとか意味ないです」

「アベルナ軍元帥になって何処からも文句が来ないのにラシー家の女当主で何がいけないんです?」

「正式に女性当主として我々を支配してくれればラシー家評判良いんだし満足すると思いますよ?」

兵士達は献身的に看護する萌香に惚れ込み、萌香を支持する事にしたが萌香だって困るんだよなぁ。

「女がラシー家の当主になった例はないよ?300年前だって男系の後見人で、支配しただけだし」

「国民投票にかけますか?大体当主であることは決定済みなんだから萌香様ラシー家の女当主です」

そして4月13日夜、緊急に国民投票を行い国民の99%以上の賛成で独裁国家ラシー共和国が誕生するが本人的にはアル宰相に任せておくつもりだからそのうち引退する事になるだろうと思われる。

「萌香様万歳~。アベルナ軍の専制君主万歳~」この日はお祭り騒ぎになり国民は3人が反対した。

「それはどうでも良いんだけど遂にダンを捕らえた。私の部下が7名も道連れにされた。許さない」

「ひい。助けてくれ~。俺は対抗勢力だぞ。降伏したのに犯罪者でも扱うように縄で縛るとは・・」

「黙れ~。私の部下3名とさくらさんの部下35名も殺したテロリストが偉そうに言うんじゃない」

キレた萌香が珍しく乱暴な言葉でダンを糾弾したが、この人誰が裁くかでもめる事になるのだしな。

「そもそもこの人が反乱を起こしたのがポーランドでポロンさんの国で支援してる我々ラシー共和国とさくら財閥が巻き込まれて死者が出たんですよね?普通にポロンさんが引き取るべきなのでは?」

「嫌だよ。うち死刑廃止国なんだよ?受け入れたらこいつ私刑に出来ぬ。アベルナ軍で引き取って」

「酷いです。ポロンさん。汚れ仕事はアベルナ軍がやれと言いたいんですか?困るんですよ・・・」

ノリで今日4月13日はラシー共和国の建国記念日なんですよ。今年中は処刑できなですよ・・・。

「じゃあさくらの国で引き取る?一番犠牲者多いよね?貴女の国は死刑に出来るよね?」と聞くが。

「出来るけど3年はかかると思うよ?裁判費用を誰が負担してくれるの?私は嫌だからね。出すの」

「やっぱりアベルナ軍が裁くしかないんじゃないの?お友達ですよね?ダン一味に殺されたの・・」

「分かりました。私が責任もって処刑いたします。火刑が良い?石打刑が良い?苦しむと思うよ~」

「嫌だぁ。死にたくない。俺は無実だぁ。ビーバーの国を作る為に戦う環境保護の英雄だぞ~・・」

「あれだけの事をしておいて無実とは良い度胸していますね。まあそう言う事裁判でお願いします」

そして4月14日夜、裁判の結果死刑が言い渡されたダンは普通に斬首刑で処刑されたのであるが。

「ダン帝国のビーバーはどうしますか?抵抗してるみたいですが仲間がいるんですかね?」と聞く。

「背後関係洗ってから処刑した方が良かったですか?困るんですけどね」取り合えずペスト対策を行ってからダン一味の残党を滅ぼそうかと思っていたのだが突撃を開始する事にしたアベルナ軍だし。

そしてアベルナ軍はダン一味の拠点であり5千のビーバーと3人の人間が立て籠もる街を解放した。


恐怖 ペスト菌の猛威の予定です。


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