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偽勇者の大冒険  作者: ルーシェン
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雇用と白鯨狩り

大富豪の令嬢が庶民生活に憧れて何が悪い?

普通の金持ちの一族の娘なら、サラリーマンと結婚することもあると思う。

恋愛は自由なのだから大富豪の令嬢と庶民の恋もありだと思う。

でも世間は男娼としか見てくれないかもしれないとは思うけど。

3月11日朝、玉蜀黍は順調に育ち、労働者達はイナゴ狩りで腹一杯食事を取り食休みをしていた。

エミリーが実家から取り寄せた料理の本を解読するノルマが労働者たちに与えられているのだ・・。

因みに小早川綾はサクラギルドの惨状を知り医者として放置出来ないと宿屋の2号店を立ち上げる。

どうせ金のない腐れ暴X団だと思ってるので、医療費は自腹でねん出しようと腹をくくったようだ。

「全く。何で医者の私が患者の食事の面倒まで見ないといけないのよ?医者は慈善団体じゃないぞ」

大体エミリー財閥の総帥が付いていながら何でこんな弱小ギルド程度を救済する事が出来ないのだ?

あの後見人のカッセルは外国とも取引があるから、外国から幾らでも食料を満載した船が来る筈よ?

まあ大人の事情という奴なのだろうがエミリー財閥が助けないなら私が助けるしかないではないか。

私はこんなキャラじゃない筈なのにと思う綾であるが部下に命じて野草を調達して食べさせていた。

「私はホワイトジャックみたいな守銭奴の医者を目指していたのにこれじゃホントに慈善団体だよ」

まあでも自分の趣味と違うから、患者の面倒を見たくないなどと言う医者がこの世にいて良いのか?

そんな我儘が許される筈はないので、宿屋で利益を上げて何とか医療費と食料をねん出しないとな。

「お願いだから持ってる人はお金払ってよう。小早川財閥はエミリー財閥みたいにお金持ってない」

それでも患者は来るので食料を手配しながら、豚を50頭ほど買って民衆の汚物を清掃させていた。

豚は汚物も食うので食料が(人間が食べれる)なくても何とか育てる事が出来るので飼う事にした。

「えっとアルテミス嬢のスク水ダンスだよ。A席5千円B席3千円。C席千円。立ち見は500円」

そして募金箱にはサクラギルドの縄張りを復興させる軍資金を募集してるが集まりは悪いのだ・・。

「全く。何でこんなセクハラな商売をしないといけないの?いかがわしい。セクハラで訴えてやる」

などと言うアルテミスを宥めて商売をさせるがいい加減にしないと本当に訴えられそうだなと思う。

「1日500万円も儲かるんだがなぁ。他の縄張りからも見物人が来るしもう少し続けられんか?」

「諦めよう。ここでアルテミスに訴え出られたら強制捜査の口実にされるぞ。サクラギルドは・・」

折角1万5千に増えたのに強制捜査が入ったら、逮捕者が出て縄張りも崩壊してしまうだろう・・。

「アルテミスと禿げ頭には、廃墟の発掘に派遣しよう。旧日本の金庫を見つければ数十億の円札が」

一応造幣局があるクルメシティで一万円は発行されていたのだが、年間10億円位の規模であった。


「廃墟村を徹底的に探索して。旧日本の金庫があった筈よ。幾らカードが流通してたからと言って紙幣はある筈。探せば当面の軍資金は確保出来る。それとナルデンには白鯨退治をさせるように・・」

エミリーは配下に農作業をさせると金になる蜂蜜狩りに鉄器兵の1部を派遣していたのだが収穫だ。

「お姉ちゃん。まだ玉蜀黍は収穫出来ないのですか?最近豚を飼い始めましたがこのままだと・・」

飢えに負けて豚を食べてしまう状況に陥るかもしれないが、家畜は貴重だから食べる訳にいかない。

「後少し我慢させて。豊作になれば1年分の食料は手に入る筈だから。旧日本の知識を舐めるなぁ」

因みに3月12日朝、白鯨を5頭も狩ってサクラギルドにクジラ料理を運んできたが眉を顰めるし。

「お姉ちゃん。私が反捕鯨団体の代表なの知ってますよね?私に対する嫌がらせですか?食べない」

この後3日間ロザリーは白鯨肉が尽きるまで水しか飲まったが、最後の一切れだけ口にしたのだが。

「偽善なのは承知してますからね。礼儀として一切れは食べさせてもらいます。これで十分ですよ」

またクジラ肉を手に入れる前に食料を確保しないといけないので、鳥の卵を狙う事にしたのだ・・。

この時代朱鷺は繁殖をして、普通にどこでも見られる鳥になっていたが、狩猟の対象にはしないし。

アホウドリも同様であるが、狼は狩猟の対象にして、狩られて食料と毛皮にされるので子供は保護するが狼は一応ペットとして手懐ける事が可能なので、手懐けて狼の狩猟した餌を奪おうと企んだし。

「見つけたぁ。鉄の金庫だよ?金庫は溶解して武器に変えてしまおう。剣が不足してるし弾薬もね」

そして金庫には5億の紙幣が眠っていたが、貴重な軍資金になるだろうとエミリーは大喜びするし。

「ホサインさん。この5億は食料の確保と私の店の開店資金に充てるよ?私はエミリー財閥の総帥」

ホサイン1世も蓄えた11億円のうち3億を拠出して、豚を3千頭に増やしたが食料が足らないし。

そしてこの処置に怒り狂ったのは自腹で慈善団体を強要されてる小早川綾だったが文句も言えない。

「ホサインさん。医療にはお金がかかるのよ。小早川財閥の儲けじゃ医療費補填できないのよね?」

綾は必死に訴えるがホサイン1世は縄張りの住民の雇用を安定させる事に熱中しており無視である。

「仕方ないなぁ。宿屋の宿代2割引きの木札を配って。宿屋だけでも繁盛させないと破産だよ私は」

医者が冷遇されて破産するような酷いギルドだが医者が富を追い求めてはいけないと信じられてる。

「医者だって生活してるんだぁ・・。私にも食わせないといけない授業員と家族がいるんだぞ・・」

まあしょうがないのでサクラギルドの縄張りに宿屋の3号店をオープンしたが客は来ないのだ・・。

「エミリーさん。お金貸して。私このままじゃ破産しちゃう。サクラギルドに来るんじゃなかった」

それでも3月21日いよいよ玉蜀黍が大豊作になった事により、食糧事情が好転したので大喜びだ。

「ホサインさん。玉蜀黍の売り上げは小早川財閥が貰うからね?嫌なら契約詐欺で訴え出るからね」

「分かった6対4だ。それに蓄えないといけないから玉蜀黍はそんなに売れんぞ?せいぜい1億円」

「良いよ全部頂戴。私を破産させたら二度とサクラギルドに協力する医者はいなくなるよ・・・?」

持ってる者からは遠慮なく巻き上げるのが信条の医者である綾は1億円の金を召し上げるたのだが。

「じゃあ借金の返済に持っていきますよ?また御用があったら借りに来てください。待ってますよ」

借金の返済に消え廃墟村の農地は取り合えずサツマイモが植えられたのだがこの芋肥料がいらない。

サツマイモだけでは食生活が嫌になるが、備蓄は出来るので玉蜀黍の節約にはなるだろうと思うし。

「禿げ頭。この玉蜀黍を半年分カル市で売ってくれ。一番高値で売るんだぞ。分かったな・・・?」

こうして4月1日戻ってきた時には12億の大金を抱え込みサクラギルドの軍資金は19億になる。

綾に逃げられると困るので、1億円報奨金を与えてみたら大喜びで医薬品を買い込み始めたのだが。

「だいぶ復興してきたな。みかじめ料も1億を回復した。綾。お前には感謝するぞ」と言うのだが。

「復興したならこれからは容赦なく料金を取りたてるよ?何度も言うけど医療はお金がかかるのよ」

私は善人ではなく守銭奴のホワイトジャックを辛抱する欲深な医者なのだと綾は思っていたのだが。

医療は1割負担だって支払えない者が多く出て社会問題になった程の高額な出費が必要なのだ・・。

「大体私には弟子が5人もいるの?この5人に医療を教えるだけでも1人3千万もかかったんだよ」

綾は苦情を言うが知識人が低遇されるこの時代に医者などは無用の長物だと迫害される傾向にある。

「まあお金ないから医療を受けられないなんて事があってはいけないのよ。でなければ見捨ててた」

この綾の店の隣の店舗に唐突にオープンしたのがミダスのたこ焼き屋であったが売れていたのだし。

玉蜀黍の粉で作るたこ焼きだが、8個400円で飛ぶように売れており、従業員5人は働いている。

「いらっしゃいませ。ご主人様」などとエミリーが持ってきた漫画を真似て言ってみたらウケたが。

「働け。アルテミスさん。暇な授業員は30秒でも休ませろよ。客が多くてさばききれんぞ・・・」

このままじゃ過労死で労災認定が下りてしまうが、開店初日でブラック企業認定で強制捜査は・・。

「何か客の1部が綾さんの宿屋で寝泊まりしてるらしい。俺拳闘辞めてたこ焼き屋で儲けようかな」

この調子で繁盛すれば、部下を3人増やしても儲けが出そうで食ってくには困らないかもしれない。

「エミリーさん。この店の名義あんたなのに何であんたが働かないんだよ?庶民の苦労を知れ・・」

「そうですよ。エミリーさん。部下にばかり働かせてる経営者なんてストライキで追放されますよ」

などと言うので廃墟村はアレインに任せてエミリーも店に出たがメイドさんの格好をしているのだ。

本人が言うには一度やってみたかったらしいが、大富豪の総帥が使用人みたいな恰好で働くのかよ?

「何よ?この店の店長はミダスさんなんだよ?その店で働くからには私が部下になるんだけど・・」

マジかよとミダスは自分で言い出しておいて後悔したが、こいつ大富豪の令嬢でエミリー財閥の総帥なのに平気で、最下層の労働者がするような事をするんだよなあと思うが人望はあるんだよな・・。

「ふふっ。私はこれでも実家じゃ使用人を顎でこき使ってたのよ。接客など見取り稽古で覚えてる」

こいつの家柄じゃそうだろうなと思ったが、エミリーが使用人を顎でこき使ってる姿は想像出来ん。

まあエミリーの接客は本人の申告通り完璧で、客に金を出させる媚び方も完璧であったのだ・・・。

キャバ嬢かホステスをやらせたら1日100万円は稼ぐんじゃないだろうかとミダスは思うのだが。

4月3日に売り上げを計算したらたこ焼き屋としては令和の日本でも飛びぬけた3千万円の収入だ。

「いや俺たち冒険者ギルドって合法だけど納税したこと殆どないんだよな。一応支払った方が良い」

ミダスは一応ホサイン1世と納税をして、9億円巻き上げられたが、10億は隠し持っているのだ。

革命のための資金は何としてでも蓄えて何時の日にかロベルド市を乗っ取ろうと心に決めたのだが。

そして廃墟村はどんどん農地を拡大して、取り合えず農業で食料を確保しようと努力を続けたのだ。

サクラギルド市内縄張り統一抗争の予定です。

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