表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偽勇者の大冒険  作者: ルーシェン
105/220

不毛な株買収戦争

オンラインゲームでゲーム内通貨が現ナマに交換出来たら誰だって夢を追い求めます。

遊んでいて生活出来るんですから。

11月1日、ミーレイはアジア同盟の総力を挙げて新人類連合の拠点のシンガポールを抑えたのだ。

この拠点を抑えればアジア貿易での海路は事実上不可能になるのでアジア同盟の勝利であるのだが。

だがこのシンガポール攻略の間にエミリー財閥は400兆円の資力を蓄え3400兆円としたのだ。

「絶対に株を売るな。増資も駄目だぞ。違反した企業は倒産に追い込むからそのつもりでいろよな」

ミーレイはゲーム制作でエミリー財閥の顧客を奪う作戦を立て課金ゲームデスダンジョンを発売して地下70階の攻略者に賞金100億円を出すと宣言して新人類連合に喧嘩を売ったがエドワード4世は練習用の違法アイテム(ばれても罰金で済む)を開発して新人類連合のプレイヤーの訓練に励む。

「さくらもやってみるよ。一応私も新人類連合のメンバーだから。ふふっ。久しぶりに楽しめそう」

さやかは最近デスダンジョン攻略の為の攻略マップを製作する為にダンジョンを練り歩いていたが。

「このダンジョン1人で攻略するのは不可能よ。かと言ってレベル上げは7レベルが限界だし・・」

何時かレベル8になるかもなと思いつつギルドを作ってメンバーを募集して鍛え上げないといけないのかと思ったが、うちのヤXザな生徒にも挑戦させてみようかなぁと思うがゲームに強そうな生徒。

「ゲームなら俺が得意だぞ。だが貧乏だからプレイ料金支払ってくれないと困るんだがなぁ・・・」

取り合えずバイトをしてプレイ料金蓄えないといけないんだが、ヤXザの子供でも雇ってくれるか?

「日本じゃ無理ですね。ゲーマーになりたい人がいるならギルド朱鷺愛好会のメンバーにしたげる」

「例のデスダンジョンだな?でも俺が朱鷺愛好会に入って役に立つか?先生でも攻略出来ないと?」

「程々のレベルのプレイヤーが10名いれば攻略は出来ます。7レベルだと制限時間の20分以内にボスを攻略出来ないんです。私が徹底的に鍛えれば5階位までは攻略出来ると思うから力を貸して」

「良いですよ。ゲーム好きのヤXザ仲間に声をかけましょう。朱鷺愛好会の名を全世界に広めるぞ」

「私とて義父はヤXザです。渡世人を自称する者だから。今シンガポール奪回の準備を整えてる筈」

我々はその隙を狙ってデスダンジョンの1階を攻略してミーレイに一泡吹かせるのだよと思うのだ。

「良いですよ。さやか先生に鍛え上げてもらえるならのんびりと1月位かけてレベルアップしよう」

レベルを上げるだけあげて、一気に5階位突破してギルドの名前とゲーマーとしての意地を見せる。

問題は俺らの他に1階を攻略する者が現れないかだけど大丈夫かなあとゲーマー達は不安に思うが。

「その時はその時よ。不毛な株買収戦争を続けてるお姉ちゃんに代わってアジア同盟に心理的なダメージを与えるのは、妹の私の役目。攻略マップ作ったから、10日もあれば7レベルになれる筈よ。

そしてアジア同盟との不毛な争いを続けるさくらにシンガポールの株式を売却するように言うのだ。

海路は諦めて陸路で交易するか、通行料金を支払って交易を続けるかのどちらかであるが困ったな。

「アジアの権益を2分しない?タイより西はアジア同盟、東はエミリー財閥で。それなら同意する」

「それで良いのか?タイとビルマから撤退するのか?その代わりシンガポールを渡せと?良いぞ?」

これ以上不毛な戦いを続けても勝てないと悟ったミーレイはその条件で同意したが密かに東南アジア攻略の作戦を練っていたし、こんな協定状況が変われば3分で崩壊する事は分かっているのだしな。

そしてシンガポールの株を手に入れたらアッサリさくらは協定を裏切りタイとビルマから撤退せず。

「ここまでアッサリ裏切られるとは思わなかった。損害賠償は貰っちゃったし訴えられないぞ・・」

会社の金で2千兆円貰ったが、エミリー財閥の株主や社員にさくらの金で損害賠償しろと言う者はいないらしくさくらは100兆円の金を維持したが、アジア同盟はエミリー財閥の徹底的な買収により全ての会社を失いしかも資本力を低下させて5千兆円の借金と共に倒産したが、会社はさくらの物。

「おのれ~。もうこうなったら腹を切って詫びるしかない」と言い割腹自殺するアジア同盟の社長。

借金はエミリー財閥が支払う事になったが、アジア同盟の資本力50兆円でエミリー財閥400兆。

1年もあれば返済出来るだろうと思われるだろうがアジアの9割の会社はエミリー財閥の子会社だ。

「ミーレイはゲーム会社だけ残ったらしく、月5千万円の収益を上げているらしいですがね・・・」

12月1日、デスダンジョンで鍛え上げさやか12レベルギルメン8レベルが100名勢揃いした。

幸いにも1階層を突破出来た者はいないので、一気に攻略してしまおうと突撃を敢行するのだ・・。

「怯まないで。計算通りなら3分で倒せる筈。新人類連合の誇りを見せつけ、会員を募集するのよ」

そして不毛な突撃が行われ、7名が脱落したがボスを倒し経験点を頂いたが2階層には行かないし。

「今日はボス戦で訓練よ。もしかしたら1レベル位なら上がるかもしれないし財宝も手に入れておかないと、アイテムを手に入れて一般兵の武装用の汎用兵器を買うお金が足らなくなる。分かった?」

「分かりました。今夜は徹夜でボス戦とお金集めに励みます。20名ほど2階を探索させてよろしいですか?攻略マップを作りお金をかき集めて2階層の武器防具を手に入れないといけないので・・」

「そっかでは20名だけ2階層を探索して。エミリー財閥の専務の名に懸けて攻略して見せるぞぅ」

そう思うのだが、2階は謎があるらしくて、昨日今日ヤXザから足を洗った部下では歯が立たない。

「自分で見てないからいまいちどんな謎なのか分からん。朝は4本足で昼は二本足で夕方は3本?」

普通に人間だと思うんだけどこれが駄目となるとどんな答えなら良いのだろうか?困ったな・・・?

12月2日に朝は休みだったので、有給取ってゲームばかりしていたが、2階で武器を調達させると1階のボスは容易く倒せるようになりドロップアイテムも手に入るようになったので露店で売るが。

「ボス戦を500回もやったからドロップアイテムは出まくりだ。全部売れれば3千シグマになる」

根性で即金15レベル、一般兵10レベル、さやか12レベルまで成長させたが金集めであるのだ。

「ボスはアッサリ倒せますよ。2階攻略に走りましょう。例の謎はホモサピエンスで正解とは・・」

そりゃ全世界対応のゲームで人間なんて答えじゃ通じる訳ないなと思うが謎が解ければあと一押し。

「あのう。申し訳ないのですが、このゲームエミリー財閥が買収しちゃったらしくて私の立場では」

私エミリー財閥の専務だし、ギルマスは続けても良いと言われたけどゲームには参加できないのだ。

「残念だけどゲームは楽しめないねぇ。まあ私がこのゲーム手直しして3階からは難易度が増すよ」

新人類連合に所属していても私の会社がゲーム会社買収しちゃったらエミリー財閥に付くしかない。

「ゲームがやりたいから会社辞めます」何て言えないし、辞めたところでゲーム出来るか分からぬ。

「それと10シグマ=1円の交換レートで現ナマと交換出来るようにするらしいから」と言うがな。

「本当ですか?例のボス戦で手に入れたドロップアイテム売り切ったんですよ。4千シグマで・・」

「お前ら。グズグズしてるんじゃない。2階のボスを叩くぞ。1階の攻略者が出る前に3階に辿り着けばドロップアイテムを1個千シグマ位で売れるかもしれない」そして2階のボスは激戦の末撲滅。

15レベルの20名が3階の武装を手に入れてる間に2階のボスでドロップアイテムを手に入れる。

この頃になると1人じゃ勝てないと悟ったプレイヤー達が徒党を組み訓練に励むようになったのだ。

金を手に入れればアイテムが買えるし70階層をクリアすれば一生遊んで暮らせる大金が手に入る。

「この消費者心理に付け込んで1万円で課金ソードと武具一式を売る事にしてたちまち売れまくる」

「何だとぅ?そりゃデスダンジョンだって商売なんだから課金アイテムは売る必要はあるけどさぁ」

「そう言うなよ。3階の武器よりは弱めの武器のようだぜ。これで1階を攻略する者も増えるだろ」

取り合えず3階の武具を売る事にしたが、1階のプレイヤーは3階の武器を手に入れられないのだ。

よって今なら1千シグマでも転売出来るので、せいぜい儲けさせてもらい現ナマと交換させて貰う。

「1千シグマ?本当にこの値段で良いのか?買う。今日こそ1階層を突破してみせるぞ」と言うが。

「お前らは雑魚モンスターを倒しノルマ1万シグマを集めてくれ。朱鷺愛好会はそのうち4階に辿り着くだろうから、4階の武器を売ってもらう為には金が要るんだ」と言いボスに挑戦して倒したし。

「今の俺達ではどうせこの程度が限界だ。ボス戦でレベルを蓄えて金とアイテムを蓄えようと思う」

「良いか?このゲームは現ナマとゲーム内通貨を交換出来るんだ。金は貯えるに限る」と言う者達。

最初から諦めて低階層で物資と金を蓄えながら老後の蓄えを貯め込むプレイヤーが実に多いのだし。

ぶっちゃけ真面目に攻略しようと頑張ってるのは朱鷺愛好会と少数の奇特なプレイヤーのみである。

「そのうち攻略方法が知られれば30階位までは普通に攻略出来るようになるだろうからな・・・」

そしてそんなプレイヤーに武器や防具を売りつけて儲けてるのが朱鷺愛好会のメンバーであるのだ。

「今現在のギルドの予算は14万シグマだぞ。現ナマと交換して14000円か」と嘆くのである。

「実入りが悪いな。いっそ武器を造ってしまうのが良いんじゃないか?生産の技能持ってる奴は?」

「俺がいる。生産レベルは15レベルの職人系プレイヤーだ。後1レベルあれば4レベルの武器を造れるルールの筈だ。待ってろ。材料さえ揃えてくれれば100シグマの制作料で3レベル造れるぞ」

「それを早く言え。材料なら部下を総動員して集めさせる。70階突破の100億も欲しいが、このゲーム上手くやれば100億以上儲かるかも知れないぞ」と言いメンバーは3階層の各地に散った。

因みに朱鷺愛好会には日和見の手下500名が集まってきており、現ナマに交換するべく雑魚モンスター退治と宝箱の店売りによる収入でギルドの予算を増やしているのだが俺達の退職金稼げるかな。

アジア同盟を倒して世界最大のクソゲーを手に入れたさくらは、このネタで1千兆円稼ぐつもりだ。

ゲームの中での成金伝説の予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ