第98話 フェアリー第40階層 天空の部屋 その6
妖精達は、隊列を作る。5人1組で8列40人とし、4連隊を作る。3連隊は牢の上空に編隊を組み、1連隊は、牢の前に整列する。胸を張り威風堂々とした姿に 密集隊形のインプ達は、近づこうともしない。ただ、先ほどのインプは、集団の前に出てくるとしきりにこちらを指さしわめいている。
いま、40人の妖精が横たわる土の精霊に跪いて涙する。涙は、ノームに落ち体に沁みる。妖精の姿を見ると、体は傷つき痣となり ある者は羽を斬られようやく飛んでいる様だ。最初にノームに涙した妖精が近づく。見覚えのある姿。
「ありがとうございます。先日は、失礼しました。」最初の試験官
「時間がありません。簡単に説明させていただきます。私達に戦う能力は、ありません。現在、編隊を組んでいられるのは、モグラを多く退治して頂いたからなのです。」
「見事な編隊ですが?」俺
「あれは、虚勢です。私達の生命力と魔法力は僅か、そして魔法を生み出す糧もありません。」
「さっき、回復薬を使いましたが効果が無いようです。」お姉ちゃん
「先ほどはありがとうございました。私達魔物に人間の回復薬は効果がありません。」やつれたノームが起き上がって挨拶。
「先のテストで助けてくださり、ありがとうございました。もしや、その為にこのような?」お姉ちゃん
「いいえ、私の一存での事。気にする事はありません。私にもっと力が有れば良いのですが・・。」ノーム
「HP・MPと魔法素材の事ですか?なにか食べ物かアイテムが必要ですか?」勇気
「私達 土に生きる妖精は地上の妖精と違い、生命力と魔法力は、オームの喜びと賛美により生み出され、そして魔法の糧はオームにより作り出された聖なる土を使います。」試験官
「この場に、オームと土があれば良いのですか?」お姉ちゃん




