第89話 フェアリー第38階層 火の管理者とフレイムエレメンタルその4
かなりキツイ。フレイムボールと言うべき炎の球を避けながら逃げている。
山から落ちて(最後は下るより逃げていた)道に立つと火の妖精は、火の球を飛ばしてきた。火炎放射の先端だけ飛ばしている。威力は無く『フゥー。』と近づいて来る。可愛い火に笑いながらかわす。
暫らくかわしていると。今度は、ファイヤーボールの様になっていた。圧縮した火が高速で打ち出される。火が当たると服が燃え上がる。手で払うと消えるので、直撃を受けない限り脅威にならない。
あまり効果が無いと判断した様だ。今度は、時間をかけ圧縮して打ち出す。炎の火炎弾が腕に当たる。纏わりつく炎、手で払うと手に燃え移る。地面の砂を拾い腕にこすりつける。かなり厄介・・。
しかし、高濃度の炎をそうそう出せるはずも無く 徐々に色が変わっていく。最初、紫(赤の上位色の様で狂ったように近づいてきた。それで山を落ちたのだ。)から、今はオレンジに変わっている。何とかして青にすればテスト終了だろう。
色が黄色に変わった時、移動を始める。『気付かれた?』。火の妖精は、森を目指す。
森の入口で火炎放射で薙ぎ払う。燃え上がる樹木・・結構 大規模な火災になると食べ始めた。火の妖精が近づくと消える火災。焼け残った樹木の匂いが辺りにたちこめる。赤に戻った火の妖精。
森の異変に気付いたお姉ちゃんとリーダーが、焼けた森に出てくる。睨み合う火の妖精とリーダー。察しの良いお姉ちゃんは、小型の盾を出している。
睨み合って(火を圧縮して)いた火の妖精は、フレイムボールをレーダーに放つ。肩に当たったボールは、燃え上がる。あわてて手で払い消そうとする。その手も燃え上がる。慌てたリーダーは、地面に転がり消そうとする。消し炭に火を当てたら・・再度、燃え上がる森。
フレイムボールがお姉ちゃんを襲う。一切を見ていたお姉ちゃんは、慌てず盾で防ぐと森の中へと逃げて行った。火の妖精は、再度火を食べると 一番脅威と思われるお姉ちゃんを追って 森の上空を飛んで行った。




