第88話 フェアリー第38階層 火の管理者とフレイムエレメンタルその3
私は、一人山登りを登っている。川の源流を調べて欲しいと言われて、川沿いに山頂を目指している。世界樹に巻き付いている山肌は、砂山が固まった様で滑りやすく しかも山頂に近づくと急になってきた。
リーダー(一応)は、実験をすると言い出して、私のポケットからアイテムを持ち出し、お姉ちゃんを連れて森に行ってしまった。
矢をストック代わりに何とか山頂にたどり着く。山頂は、猫の額程の丘(湖)になっている。外周に沿って低木が茂り人が通れる道?が木に沿って整備されている。世界樹に山頂が食いついているような形で、道は世界樹に阻まれ そこで終わる。世界樹から出てきた水だろう、丘の大部分が水であふれ底の浅い湖の様になっている。道の一部が低くなっているので 水が流れ下っていく。水を触ると硬い?普通に流れているのだが高密度で圧縮された水?これが下に流れながら 通常の水になると大量の水となり川になっているようだ。お姉ちゃんに見せようと広口瓶に汲み、道を進んでいると 火山の上に来たようだ。硫黄の匂いと熱気が伝わってくる。
ここが真上だろう、真下に薄い火山灰が見える。実際、ここが本当の火山なら、灰や岩が噴き出し温度が上昇して 隣の森などは直ぐに枯れてしまうだろう・・と、考えていた。ふと、足元を見る、一部低くなっていて溝のようだ・・溝は、山を下り・・火口まで・・目を湖の淵に戻す。道と湖は、古びたレンガの様な物で仕切られている。まるで『ハンマーで 叩けば直ぐ壊れますよ。』と言っているようだ。
ならばと、私はハンマーを振る。簡単に壊れたレンガ?の脇を水が流れる。・・火口まで。
私は、必死で山を駆け下っている。山が崩れた、元々 砂山のような山頂は、火山で起きた水蒸気爆発で崩れだした。山が火山口に吸いこまれる・・このままだと、一緒に吸い込まれる。
いつもの道にたどり着いた。先ほどまであった 火口に続く横穴も、火口から上に伸びていた竪穴もない。火口がすべてを呑み込み 世界樹への道が出来ていた。(これが正解なのか。)
ところが、これで終わりではなかった。いつのもお約束でリーダーの余計な迷作戦が・・
私が山を下ると、火の妖精が反応した。『また、攻撃する者が近づいて来る。』火口を飛び出し空中に漂うと・・山が崩れ火口が埋まった。




