第86話 フェアリー第38階層 火の管理者とフレイムエレメンタルその1
森を抜け・・しばらく歩くと、腐った卵の臭いがする。勇気は、体に悪いとウリちゃんをワムちゃん達の居るポケットに押し込む。ワーム達とウリちゃんが仲直りをすると勇気は、またいなくなる事を心配してかポケットに入れる事が増えていた。
ここは、天井が今までより近くに見えて、遥か左に外周壁が見え、正面は空間が広がっているがその足元は切り立った断崖が見える・・その下に30階層の門がある。右奥に世界樹の幹がみえ、世界樹を覆うように山になっている。山裾に道があり、その先の横穴から腐った卵の臭いが匂ってくる。小型の火山のようだ。
「ここは、『火の管理者』様の領域です。火の精霊がテストを行います。火は見えますので、疑似体を使いません。」そう言うと試験官は、遠くに移動した。(なんか警戒してる?)
理由は直ぐに分かる。横穴の上に穴があるようで、そこからいくばくかの火山灰、火山弾、軽石などが噴出している。溶岩は見えないが・・穴を覗けば見えそうだ。問題は、火山弾などの飛んでくる石。精霊が飛ばすのか俺達を狙って降ってくる。熱く威力のある石は、かなりの脅威になる。一旦町に戻り、情報と資材を準備に行く。
「だんな、あの瓶どうでした?・・ふぇえ、ウリ坊がねえ、そんな事もあるんですかい。・・次の役に立つアイテムが欲しいんですかい?・・さて・・これは、どうです。あ、使い方は聞かないでくだせい。町に住めなくなりますんで。」渡されたのは、大きな鉄のハンマー。何か叩く時に使うはずだが・・?無料だと言うので3個もらう。タワーシールドと補充アイテムを買うと 火山へと戻っていく。
タワーシールドで身を守り、横穴までやってきた。横穴に入る事は、出来ない。匂いもひどいが、もっと耐えられないのが熱・・入口から入る事も出来ない。ここでハンマーを使うのだろうか?




