第82話 フェアリー第34階層 水の管理者とアクアエレメンタルその3
「へぇー、うちのリーダーがねぇ?」お、俺の評価上がってる?勇気にイメージ会話を教えると直ぐに体得、ポケットを背中に貼ると『ワムちゃん』と歩きながら話している。
「じゃ、あなた達、どさくさに紛れてここに入ったのね。」どさくさって、2回あったような・・。
「そうよね、うちのリーダー雑なのよ。」何の話?
俺達は、川の上流を目指している。置いてきた『ワム坊』に合う為と川に架かる橋を渡る為に・・橋が架かっている川の幅は狭く、近くの森から枝を集めると簡単に堰き止める事が出来た。後は、漏れ出ている水を止める為 ワム坊に砂をまぶしてもらった。
川の上流に『ワム坊』は、食事に置いてきた『モグラ玉』を呑み込み、真ん中だけ腹を膨らし・・かんざしの様な形・・て、待っていた。俺の姿を見つけると 疲れたのだろう俺の背中のポケットに入っていく。それと入れ替えに『ワムちゃん』が腹に『モグラ玉』を入れて出来た。8個、口から出す『ワムちゃん』。勇気は、弓を番え1個毎射貫く。なんでも、俺の突き刺しが甘く もうすぐ回復して動きだす、との事。再度仮死状態の『モグラ玉』を呑み込みポケットに戻っていく。
「なあ、いいか?」お姉ちゃんは、決壊したダム(橋)を見つめ試験官に尋ねる。
「はい?」
「これって、ここのテストの正解じゃない?」俺達が水を堰き止めた場所は、いかにも『ここにダムを作って下さい』、と言う場所に見える。
「・・そうです、向かいの森から、骨組みの枝と堰き止める小枝と葉を集めダムを作り、ある程度(規格内)のダムを作ったら、こちらで水を堰き止め川を干上がらせて合格です。」
橋が自己回復して、治ってくのを見つめながら、プルプルと体を震え始めるお姉ちゃん。
「いや、そのですね、だから・・」しどろもどろになる俺。起きた時に頬にアザが出来ていたのは、・・忘れよう。




