第81話 フェアリー第34階層 水の管理者とアクアエレメンタルその2
お姉ちゃんの指が1本、あと、1回。もう体力の限界だが・・弦をひきながら矢をイメージする。スキルとしての矢が現れる。ここまま強化すれば、蝙蝠退治の様な大規模火災を作れるが 体力の消耗が激しい。今回は、エコモード・・矢のイメージを切らさない様にして、矢の先にスキルを集中する。
水柱から水球が飛んでくるが、風に煽られてさほど当たらない。これ程度では、集中は途切れない。水柱は、こちらの水岸に立っている。その奥を狙い矢を放つ。水面に触れると、小規模な水蒸気爆発が起きる。川全体に波立つ波紋、水柱は消えた。お姉ちゃんが走り、川中央に槍を刺す。もう何度も差し込まれた川底は、槍先に貯められた圧縮空気により、穴が出来ている。最後の槍先を突っ込み、スキルを開放すると川底から水と石が吹きあがる。
息を切らして、川を見る双子。徐々に水嵩が下がってくる。異変に気付いた水柱は、川上に行こうとするが、次第に川底が現れてくる。行き場を失った水柱は、お姉ちゃんが掘った穴の上へ移動する。この周りに水はもうない。
頭上から砂の雨?頭の上を大きな砂玉が飛んでいくと、水柱の上空で飛散する。砂は、水を吸い土に戻る・・幾度か砂球が水柱を襲う。水柱は、消え泥の池が出来ていた。
勇気の矢が泥池に放たれる、最後の矢は水蒸気爆発を起こし消滅する。
「ヤァ!」
「『ヤァ。』じゃないよ。一体何処をほっつき歩いていたのさ?それより、そのしぼんだ細長い風船なに?」
「これは、ワムちゃん。」
「エェェ?」俺は、砂を全て吐き出しシワシワになったワムちゃんを、ポケットに戻している最中だ。
お姉ちゃんと勇気は、何が起こったのか興味深々 話を聞きたかった。俺は、今までの経緯を話す。ひとしきり話すと俺は、立ち上がる。
ゴブミを食べたワーム(後日、『ワム坊』と命名)を川上までむかえに行く。
「ちょっと、もう1匹いるの?」
「ワム坊は、川の上流にいるよ。そうそう、決壊する頃だから川に行かないように。」
前日を削除し、作り直しになります。前日ご覧になった方は、同じ内容ですが こちらは、色々隠しています。




