第66話 フェアリー第21階層 迷子その5
俺は、ワムちゃんの上で(寝て・・)移動中。食事の件は、名案で解決。前回、ワムちゃんの食事(断じて、ゴミ処分でない)で開いたポケットを使用。ポケットを極限まで広げて、ワムちゃんとお礼がしたいワームが、ポケットに食事を入れてくれる。重さも量も影響されないド〇えもんポケットには、十分な土を入れてある。ワムちゃんがお腹を空かしたら、ポケットで食事を取ればいい。
さて、問題なくため池の傍に来ると、ワムちゃんの群れが傍に居ると言う。やはり、恐慌状態で、かなり空腹で危険な状態だと言う。
丸いビンに入ったワームの群れを、細い入口で待ってる大モグラの集団。さて、またしても困った。ワムちゃんも怖くて近寄れないと言う。
ダンゴ虫は、通常 密集していない。口にぶつかると吐き出されるので、出来るだけ単品で呑み込んでもらう。歯の部分を通過すると、感知できないので 大モグラに戻り 牙で内部を噛む、唾液が麻酔効果を生み。痛みも感じなくなったら 内部を食い荒らす。この段階だと数匹、呑み込んでいるそうです。ワームの出す腐臭が大モグラを呼び寄せ、数日で食い荒らされ跡形もなくなってしまう。ワムちゃんが怖がる訳だ。但し、群れの移動を狙う時や、今回の様に待ち伏せの場合は、ほぼ密集状態となる。
ダンゴ虫になっているので、1匹ずつ刺そうかと思ったが、あっちでは呑み込まれるのを期待して、ダンゴ虫のままだったのだが・・ここは砂漠、異変に気付けば直ぐに大モグラになってしまう。
そこで、名作戦! 恐怖と嫌悪感に脅えるワムちゃんを、何とか説得出来た。(俺がワームだったら、きっぱり断る。)
俺は、ワムちゃんの口の中に居る。目の前を砂漠の砂が通り過ぎていく。俺が蟻塚の位置を教えるとワムちゃんは、順番に呑み込んでいく。俺は、入って来たダンゴ虫を刺せばいい。俺が殺せなくても大モグラが動けなくなっていれば消化できるそうだ。天敵を何度も呑み込む。嫌だろうな・・・
ダンゴ虫は、刺されて警戒音を出すが 蟻塚のダンゴ虫は、飲み込まれると分かっているのか、大モグラに戻ろうとはしない。
何時間何回、ダンゴ虫を刺しただろうか。もう、砂漠に蟻塚は無い。ワムちゃんが俺を乗せ、群れに戻っていく。脅威が消えて、次第に落ち着いてくるワーム達。群れをポケットに入れ、食事を取らせる。十分な食事は無理だが、嵐ゾーンまでは十分だと言う。
俺は、一旦 嵐ゾーンまで行き。方向音痴のワムちゃんと分かれ、十分食事を取った大人のワームに乗り、階段まで連れてきてもらった。
補足;嵐ゾーンでは、土の量が多いので ワームがやっと交差出来る程の深さ。砂漠は、『世界樹』の周りを除いて、ワーム1匹分の深さも無い。深く潜って、逃げるのは無理です。




