第59話 フェアリー第21階層 土の管理者その4
「あ、はい、・・・・はい、分かりました。」妖精さんは、誰かと話している。傍目だと、スマホで話し込んでいるようだ。
「召喚者だったのか。あなた達は、認知(召喚者)、承認(テスト資格者)されました。これから私が試験官となります。不正は、見逃しませんよ!」(は?認知・承認って誰に?試験官?なんの?テスト?だよね、不正って言ってるし。)
「あ、ワームが付いていくそうです。珍しいですよ、ワームに好かれるなんて。」(え?嬉しくないんですけど。)
「テストなんですか?」
「受けに来たのでしょ?」
「さあ?」
「さあって、クリスタルに行かないのですか?」
「行くけど。それとテスト?」
「あぁ、知らないのですか。ここから39階層まで、小テストを受けていただきます。受かったら階段を使わせてあげます。30階層には中間試験、40階層には最終試験があります。」
「ええええええ!俺の一番き・・・・嫌だって、ダメ?駄目だよな・・・」
「ウリちゃんは・・・?」消えそうな勇気の声。よほど心配なんだろう。
「幾日か前、牛の子?が階段を上って行ったそうですが。それですか?」
「ウリちゃんだ、でも何故上へ?」
「あなた達、上へ行く話していた?」
「いつもしてる。ダンジョンを上に上がって、クリアーしたい。早く帰りたいから。」
「上に御主人が居ると思ったようですね、それで上がっていくのでしょね。」
「うん、じゃ頑張る。ウリちゃんまっててね。」
「ここは私の管理領域なので、私が出題します。こちらへ・・付いて来てください。」
着いた場所は、大嵐・・上から土砂が降ってくる。
「ここは、養分が無くなり不純物が入った土が落ちてくる所。あっちは、」遥か先に見えたのは、大竜巻の群れ。
「ワームが食べた土を、上へ戻している所。」(不純物が食べ物なのか?)
「そして、」指先には、嵐の中モコモコと動く土の山が・・。
「ワームの群れです。食事中です。」(あっさりと言うのね。)
「そして、テストは、ワームの天敵、大モグラの討伐10匹です。」




