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スマホから落ちたらボス部屋に召喚されてしまいました  作者: 神取優
ゴブリンマスター
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第6話 ゴブリンとの遭遇

双子の部屋の会話は『』表示

双子のダンジョン内の会話は「」とします。

 階段を降りると、薄暗い通路が真っすぐに伸びていいる。

『お姉ちゃん、こわいよ。』

『足元に注意して、音を出さない。』

こちらは、リアルでの会話。アバターが不用意に足で石を蹴った時、小さな反響音が何度も・・まるで警告音のように・・

『あっ・・ごめん。』

『音を出さないで。』姉の怒った声が部屋にひびく。


『お姉ちゃん、これ。』勇気がスマホの隅をタップする。すると小さなマップが出てきた。

『いいね!』歩いてきた道のりが全体のマップに表示されている。

マップを見ると・・それほど大きいダンジョンではないようだ。小さなマップにおさまっている。

『このあたりに階段がありそうだ。』姉がマップの一角を指さす。うなずく勇気。


 アバターが角を曲がった時、目の前に・・・・。声にならない声を出す双子。

1匹のゴブリンが目の前に。双方、お互いに見つめ合う。

最初にショックから立ち直ったのは、姉。距離を置くため、一歩後ろに下がり・・・こん棒を振り上げる。一気に振り下ろすが空振り。

『ちっ。』再度振り上げるが、ゴブリンも数歩後ろに下がる。さすがに二人にも相手出来ないのだろう。

『追いかけるよ。』姉の声に驚きから復帰する勇気。すぐに追いかけると後ろからこん棒を振り下ろす。

ボン・・鈍い音がする・・・ゴブリンの肩に当たったのだがそのまま走り去っていった。

『どうしよう。お姉ちゃん?』

『まずいかも・・』まだ1階層、このまま外に出るか相談している。しかし、・・・ゴブリンが襲ってくる様子がない。


 『こないね?』

 『俺たちがいるのは分かったはずなのに?』

ダンジョンの中は静まり返ったいる。


 『進もう。』姉がぽつりと言うとうなずく勇気。



 今度は、慎重に進んで行く。・・・注意深く角を何度か進んだ先に、ゴブリンが一匹いる。

『お姉ちゃん。』

『音をだすなよ。そうだ、俺がやっても外れるから勇気、お前やれ。』

『えーー。怖いよ。』

『大丈夫だ。あのゴブリン、こっちに気づいていない。後ろから行って、足をつかむんだ。転んだら俺が仕留める。』

『えーーー、ゴブリンの足をさわるの・・・いやだな・・・』

『さっさとやれ。』


 勇気は、ゴブリンに気づかれないよう後ろから近づくと両足首をつかむ。背筋が・・ゾォーとした感じがする。

 いきなり足首を掴まれたゴブリンは、驚き・・何も考えずにただ逃げようと足を進めようとするが・・・当然転ぶ。

 すかさず姉のこん棒がゴブリンの頭を直撃する。ボコ・・・こん棒が頭にめり込み・・・ゴブリンが死んだのがわかる。ゴブリンの頭の上のHPカーソルも0を表示している。

『やった。』姉の嬉しそうな声。

『やだよ。』不満げな勇気。


 二人がゴブリンを見ていると・・・濃い霧が消えていくようにゴブリンが消えていく。ただ消えたのではない。ゴブリンの背中にはカプセルのような物が付いていた。そのカプセルが落ちている。


 ポケ〇ンカプセルのような形をした不思議な物。

『お姉ちゃん、これなに?』恐る恐る見ている勇気。

『アイテムゲットじゃない?』何事もなかったように手を差し出す姉。

手に取って、中をのぞくと・・。

『なにか入ってる。』ビンのようなものが入っているようだ。

 あっちこっちを触り推すが反応しない。

『どうやって開けるんだ?』イライラした姉は、勇気に放り投げる。思わず受け取ろうとするが、指ではじいてしまう。

『ドジ。』姉の声がした時、カプセルが床に落ちる。

『コン。』乾いた音をたてたカプセルは二つに割れる。と、同時にカプセルは消えてしまった。床に残ったのは、赤いポーション。

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