第58話 フェアリー第21階層 土の管理者その3
「あんた、バッカじゃなの!」どっかで聞いた声?少し違う・・よね?
「見てたらさ、普通の冒険者なら、そんなにボロボロになったら今頃消えてるよ。でも意外としぶといね。しかも、大ミミズに話しかけるって初めて見たわよ。ワームは、知性が無いから私達以外 意思疎通が出来ないのよ。」ポンポンと・・誰?
「上よ、上!」上を見上げる。大型の蝶がいる?
「あたしは、ここの管理者よ。」
「管理者?」
「そ、土の妖精よ。」
「初めて見た。きれいだ。」
「そう、ありがと。」なんか、機嫌がよくなったようだ。
「で、ワームにどんな用なの?」俺は、今までの経緯を説明した。
「ふーん。普通さ、10階層の魔物なら次の魔物ねらわない?このまま放置して、新しい魔物か自分のダンジョンに戻って 新しい魔物にすれば?」それが出来ないと説明するが、理解出来ないようだ。
「じゃ、知ってるか この子に聞いてあげる。」意外に親切。
「うんうん、そっか。分かった。」かなりの時間が過ぎている。話すというよりイメージを伝達し合ってるようだ。
「2匹の魔物知ってるって。」
「「「えぇー!」」」
このワームは、子供だそうだ。大きいけど。群れと移動中、はぐれてしまった。途中同じようにはぐれたワームと一緒に移動していたら、あんたらのテントを見つけた。普通、ワームは生き物を食べないのだけれど、群れとはぐれて お腹が減っていた。それで、食べようと近づいたら、猿?を別のワームが食べて 潜って行ってしまった。残ったワーム(この子)は、大口を開けて家?(テントか?)を一気に呑み込もうとしたら、牛の子?が体当りをしてきた。槍?が刺さったので 驚いて逃げたら追いかけてきた。暫らく逃げていたら どこかに行ってしまった。何日か後、あんたらが見えたので口を開けて待っていたが、逃げられた。行く当てもないので着いて来た。




