第54話 妖精の国へ前編
「羽が欲しい。」勇気が恐ろしい事を言い出した。何でも、矢の方向性を決める大事な部品だそうだ。
「次、おれが魔物を従える番だよな。だったら、妖精がいい。」
「うん。」おいおい、妖精の羽を使うのか?
「ダンジョンクリアーおめでとうございます。色々楽しませて頂きました。」自我が出てきた。何でも、あれ以上オークダンジョンで動き回ると消されるとか言っていなかった?
「もう大丈夫です。クリアーされたので問題無しです。」一体、何が問題なのだ?
「妖精のダンジョンに行かれるのですね。案内いたします。」何か、気持ちが悪い。なんか企んでいるな?
「私は、このままで?」だろうね、お姉ちゃんが単独になるし、勇気がウリちゃんと組んでもね。
「では、このまま楽し・・」本音が出たな。もっと隠しているだろう?
その前に、近くの村に案内してもらう。拾ったアイテムの換金や回復薬、魔法のスクロール、野営用の備品(素で寝ると次の日がきつい・・爺さんっぽいって言うの禁止)色々買い物が有るし、ベッドで寝たい!風呂!美味い食事!とにかく普通の生活がしたい!!
こんな生活は、アッという間に過ぎ。無一文に・・!
道すがら、自我が言うことにゃ。
「5人ですから、50階層ですね?」
「確かに人数から行くとそうなるが、俺達 やっとLV20超えた位だぜ。」何か引っ掛かる・・
ダンジョンの仕組みを、お浚いさせてもらうと。
50階層の場合、10階層毎にフロアボスが居る。これをクリアーしないと、上に上がれない。(これは、知ってる。)
だたし、50階層に挑戦するのは、通常(俺達以外って事)40階層をクリアーして魔物を入れて5人?(1人と4匹)以内、LV40程度で入る。但し、人数超過とLV40を超えた場合は、ペナルティが発生する。(身に染みて理解。)
階層の恩赦 40(階層までクリアーしているので、)-10(階層)分を戦闘無しで通過出来る。この場合、30階層まで戦闘無しで通過できる。
待て待て・・・、良さそうだが、何かおかしい。




