第44話 対オーク 迷走戦その3
勇気が地図を床に書き写している。四角が二つ並んでいる、その間にわずかな隙間。その1/3位の位置に石が置いてある。四角の両側に二本の線、手前が広く 奥が狭い、通路を表わしているようだ。その四角から離れた場所にT字路がある。
「私達がいる場所がここ。」T字路、通路から曲がった場所に石をおく。
「この四角は、部屋だけど。宝箱の部屋かもね。手前の部屋には、ここにドアがあるけど、奥の部屋には見えなかったから向こうの通路から入るみたい。」
「この二つの部屋の間の通路・・隙間ね。とてもオークや人が通れる幅じゃない。」
「そうだっだ。」お姉ちゃんが頷く。
「そして これが、さっき槍を持っていたオーク。」と隙間の手前に石をおく。
「なにをしているんだ?」お姉ちゃんの問いに。
「多分、隙間に入ったバッカを、反対側に出そうとしているかも?」
「じゃ、反対側にもオークがいるのか?」
「多分。」
「フーン。バッカも大変な場所に逃げ込んだだね。それよりさ、追い出すより、槍を何本か投げ入れてHP削って消せばいいんじゃない?」
「出来ないと思う、だってオークの武器って1個だけでしょ、投げて取れないと武器無しになっちゃう。」
「そか。」
「この槍の脇に2匹、隙間を覗き込んでいる。あと、後ろに2匹、こっちは見えてるのかな?それと、左右に3匹ずつ。こっちは、応援?かな。」
「えーと、大勢いたように見えたけど、11匹?」
「うん。」
「11匹か、1度に無理だよね。また、通路に引き入れて戦う?」
「・・・まって、」勇気が空中のマップを睨んでいる。
「左右の6匹だけど・・元の位置に戻るみたい・・バラバラになった。1匹がこっちに来る。」
「OK!準備運動しよう。」
1匹のオークが目の前を通る。突然、右足が動かなくなる。しゃがんで右足をみる・・足が光っている。オークは、首筋に刃物が突き刺さる感覚のあと、急所に再度刺さっる。その場に倒れ込むと・・しばらく後、霧の様に消えてしまった。




