第40話 オーク第9階層 廊下を走ってはいけません
8階・9階と、マップ効果は絶大です。オークを認識するのは簡単。見ればいいのです。後は、行った範囲でであれば、常時表示されているのだから、ぶつからない様に移動するだけ。殆ど戦闘無しで9階の階段まで来たのですが。
居るのです。あいつが!9階までのオークが布装備なのに、あいつは、革の装備+中剣?装備。明らかに反則です。
慌てる事無く、反対の階段へ移動。少し面倒だけど・・・マップがあるから簡単♪
それでも居るのです、あいつが。どうやら今回は、2頭の様です。今度もマップで、って無理です。
物陰で体育座り、相談の最中です。
「でも、お姉ちゃん槍持ってたよね。」
「あるけどさ、足速いのおれだぜ。」
「やっぱり、タイミングだと思うのよね。だから、慣れてた方が良いわけよ。」
姉妹で喧嘩して、口論に負けて手を出して怒られる姉って普通?今も負けてるっぽい。
双子は、目で・・タイミングを合わせる。姉は準備が終わったようだ。オークは、こちらを見ていない。そっと近づく。弓に矢を番える・・引き絞り放つ、弓を投げつける・・矢が当たったか見る事も無く、走り戻る。・・後ろからオークが追いかけてくる。・・さっきの十字路、お姉ちゃんが待っている。・・十字路を駆け抜ける。
目の前を勇気が走っていく。次に選択肢が2つ・・どっちに行くんだ?ドキドキしてタイミングを計る。
脇腹に何か刺さった。痛くはないが、HP減少を知らせる耳障りな警告が体内に響き渡る。修復されるまでこの状態になる。・・攻撃した侵入者を探す。・・弓を放り投げ逃げていくのが見える。俺を弓で仕留めれると思ったのか?・・見かけでオークの足が遅いと思っているようだが、俺は(オークの中では)速い。・・路地の中に入っていったが、俺より遅いようだ。
もう数歩・・槍を突き出す、オークの倒れる音。・・槍を抱えながら走り出す。・・こちらに来る足音がない。・・勇気を追って行ったか・・反転し階段に向かう・・オークは居ない。そのまま階段を登る。
後ろで派手に倒れる音。お姉ちゃんは、成功したようだ。・・そのまま進み、固くなったラードを潰した粒を撒く。・・次の角を左、後ろで転倒する音がする。・・また、角を左・・マップを見る、距離を稼いでいる・・また、左・・また、左・・さっきの十字路が見えてきた。お姉ちゃんはいない。右に曲がると階段目掛けて全力疾走。




