第37話 対オーク ペナルティ戦その9
双子は、拾った紐を互いの腰に付けていた。ゴブミのチェーンが切れたので、疑似パーティー出来る様に紐を着けたのだが・・かなり動きが制限される。
「そうですか。それは、疑似PT用でしたか。では、私では、どうですかね?」
「「?」」
「実はですね。最近、あなた達に加担していると判断された様です。このままだと、存在そのものを削除されてしまいます。それで、私が同時にあなた達に入れば 私の自我が薄まります。それで、私が探知される事もないはずです。二人に同時に存在するのですから、疑似PTが出来るはずですが、いかかです?」
双子の疑似PTに問題はなかった。ただ、お姉ちゃんは、残念そうだったが。それ以降、自我が話しかけてくる事もなかった。
勇気のマップは、オートマップ。1階層のダンジョン外周と通って来た通路・部屋が表示されている。それと接触したオークの位置が出ているが、それが赤い点らしい。自分は、薄い青い点。隣りの青い点は、お姉ちゃん。赤は、敵?青は、味方?
勇気とお姉ちゃんが動くとマップの点も移動する。赤い点が移動するのは、巡回しているオークだろう。かなり便利なマップだ。(これは、初心者仕様・・当然、高い塔に入れば・・)
お互いの近況を話す。お姉ちゃんが疑似PTが切れて困っている時、壁の奥で 争う音がした。向かって見るとドアが開いているので覗き・・「勇気、逃げろ!」
偶然、双子は会い、しかもマップを手に入れる事が出来た。味方?のバッカとゴブミは、マップに映っていない。理由は、行った事のない場所に居るか上の階層に行ったか・・分からないので、上への階段を目指す。今度は、階段の位置を簡単に推察できる。さっきの階段の反対を目指せばいいのだから。
実は、リーダーもゴブミもマップに映っていた。良く目を凝らせば気付いたのだが。




