第33話 対オーク ペナルティ戦その5
扉は両開き、通路に向けて開ける。今までの宝箱部屋とこんなに違うのは?特別な物が入っているのか?ゴブミは、中に何があるのか興味深々のようだ。覚悟を決めて・・・。
扉の取っ手を手を掛ける、その後ろにゴブミが控えている。飛び出して来たオークの足止めの後、勇気が急所を狙う。何度も実戦で鍛えてきた、時には失敗するが 状況に応じてサポートする。後ろを振り返る、準備出来てると目が語る。
引く・・重い、力を込める・・徐々に開いてくる・・オークが通れる程の隙間が出来た。中に誰か居る気配・・動きが無い・・不用意に覗くと危険だ、経験が警告を出している・・さらに力を込め、今度は一気に全開・・しかし、まだ中に動きが無い。恐る恐る中を覗き込む。
大きな部屋の中央に台があり小さなクリスタルが立っている、それを囲む3体のオーク。動く様子はないが・・危険な雰囲気が・・二人が光の無いクリスタルに近づくと、少し浮く上がった様な・・さらに近づくとゆっくりと回転を始めた。
「これは?」
「システムアクセス・・」ゴブミが呟く。フラフラとクリスタルに近づく・・それにつれてクリスタルに徐々に光が宿る。
「ゴブミ、オークが。」
彫刻の様に動かないオークが・・クリスタルの光に合わせて硬さが溶けていく。もうすぐ動き出しそうだ。
「ゴブミ。」異常な状態に緊張する勇気、魂が抜けた様にクリスタルに近づくゴブミ。動き出しそうなオーク達。・・オーク達は、ゴブミがクリスタルに触れると目を開け・・




