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スマホから落ちたらボス部屋に召喚されてしまいました  作者: 神取優
オークダンジョン
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第24話 オーク第6階層 フロアボス

 階段の上り口に向かい登っている。今度は慎重に首だけ出す。


 すぐ側に、『オーク』がいる!


 なんか様子がオカシイ。・・フラフラしている。持っている斧を落としそうになる。太っている(余計なお世話か?)。・・解った!足と手、ヒズメのままだ。器用に斧を持っているが、持っているのがやっとみたいだ。・・・狩るのが可哀そうになるくらい軟弱な『オーク』だ!

 と、その『オーク』の傍に・・・幽霊??・・何故ここに幽霊?・・見構えていると・・話しかけてきた。


 「おや、見えてしまいましたか。失礼しました。あっ、そんなに警戒しなくても良いですヨ。私は無害ですから。」魔物に無害と言われても・・はいそうですか。と返事できません。

 「信用していただけませんか。そう・・じゃ、自己紹介しましょう。」と、勝手に話を進める幽霊。


 「私は、正確に言うと私達は、ですが。自我です。自我とは、『大戦終了後に勝者に自我が芽生える。』の自我です。」えっ?理解出来ない・・・

 「私達は、大戦敗者から抜け出た『自我』なのです。大戦勝者が決まると、近くの勝者に記憶を消され吸い込まれていきます。」なるほど。

 「抜け出た私達は、暇なので 好きなダンジョンで魔物のお世話をしています。」へぇ~。

 「あなた達は、第3階層でお見掛けしました。私がダイエット油を片付けに行った時の事です。もっとも私は、透明になっていましたので分からないと思いますが。」そう言って自我は、透明になってみせた。段々状況が解って来た俺だが・・まだ信用していない。

 「そうそう、幽霊が片付け出来ないと思いでしょうか?私達は、体の一部を実体化出来るのです。」元に戻った自我は、手を実体化したのだろう。空中に浮かぶ『手』が現れた。

 「これで信用できますか?そうそう、お礼を申し上げます。ダイエット油の片付けは、大変な重労働です。片付けていただいて、感謝しています。」ん?利用しただけで・・感謝されるとは・・・

 「お礼とお願いがあります。お礼ですが、このオーク達 大変弱いです。無理して狩らなくても私が上への上り口までご案内したします。如何ですか?」ほぉー、相談の結果。案内希望(-ω-)/

 「では、決定ですね。・・お願いの事ですが、私も一緒に行きたいのですが。」えぇぇ~?


 急に一緒と言われても・・どう返事していいのか分からない俺達。迷っていると・・

 「では、暫らく行動してみませんか。私は、ダンジョン内の秘密を不用意に話せない様になっていますし、あなた達の事を他の魔物に言う事もありません。実は、ダイエット油からずぅ~と見てました。大変興味深かったので・・一緒したいと思いました。」悪い幽霊ではないようだ。とりあえず信用してみる事にした。

 「そうですか。では、オーク達の世話をしていない時にお邪魔する事にします。では、次の上り口は、こちらです。」


 「この先が上り口になっています。気を引き締めて進んでください。」そう言って、幽霊は消えた。この意味は、直ぐに分かる。・・・上り口の前にフロアボスが居た。体長4m程、大きなヒズメでダブルアックスを持っている。太ってはいるが、無駄な贅肉で出来ている様ではない。さて・・困った・・・。

この後の展開 よろしく^^

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