第20話 オーク第4階層 行き止まり
「上手く回せないかな・・?」俺は、考え事をしていてポロっと口に出してしまったようだ。
「「まわす?」」流石、双子のシンクロは凄い。どうやら、ウリボウに軸を差し込んで回すと思っているようだ。オイオイ、ウリボウをグリグリ回してどうなる・・・。というか、勇気のウリボウを見る目、ハート型になっていないか?ミニブタより反応が・・・あの時は、涙目になっていたろう。今回は、ウリボウだぞ・・もっと酷い事になりそうだが・・・恋する?乙女に何を言っても無駄かな?・・成り行きに任せよう。
俺が説明すると、・・・「簡単だな。」お姉ちゃんが階段を壁に沿いながら途中まで上がる。首が出ると、ウリボウ達は、一斉にお姉ちゃんを見つめる。お姉ちゃんは、首の位置が変わらない様に体を折る様に階段を上がる。ウリボウの視線もお姉ちゃんを追いかける。首の位置が固定できる限界まで上がるとその段で直角に体を変え、そのまま進む。壁にぶつかると・・首の位置が変わらない様に階段を下る。お姉ちゃんは、首だけ出して上り口を一周する・・最初、ウリボウは、見ているだけだったが、一頭がお姉ちゃんを追いかけだすと・・次々と・・ついには、上り口の周りを周回するウリボウ。理解した俺達もウリボウ回しに参加する。
「おい、ウリボウに牙が出てないか?」確かに、最初なかった牙が出ている・・しかも、走る度に伸びる・・ここらは、ミニブタ仕様か・・・流石に2回目となると驚きもしない。
お姉ちゃんは、首旋回の列から抜け出し、今度は、首を出さない様に腹のドラ〇もんポケットに手をいれる。ポケットは、初期設定で4個まで付けられる。腹につけたポケットが一番使いやすいと思うのは、アニメの影響だろうか?
もっと早くと指示を出すお姉ちゃん。俺達は、出来るだけ早く首を・・それにつれ、ウリボウ達のスピードが上がる。
ポケットから柄杓を取り出すと、ラードをウリボウの列にまく・・ツゥー、カーリングの様に滑り出すウリボウ。足をバタバタさせるが、勢いは止まらない・・俺達を見ているウリボウ達は、滑ってから異変に気付く。
大急ぎで、路地に逃げ込む俺達。まだ滑るのか、よろよろしながら俺達を探すウリボウ。
何とか4階に上がって来た俺達は、路地を進む。しかし、薄暗い通路・・黒いウリボウ。足音でウリボウの位置を探ろうとしたが、音が小さい・・気づいた時は、目の前に・・ゴブミのチェーンは、素早いウリボウを捕らえる事が出来ない。たかがウリボウと追い回していると・・・え~~っ!
狭い通路に、10匹位のウリボウが集まって来た。勇気の弓は、素早く小さいウリボウに当たらない。当然、俺やお姉ちゃんの攻撃は、空をきるだけ。次第に追い詰められる俺達。路地の突き当りまで来てしまった。ウリボウの体当たりで足もボロボロ・・・倒れたら・・・考えない様にしよう。さて、どうしようか?
引き続き、この先の話を「感想」にお願いします。多少の反則ありです。( `・∀・´)ノヨロシク




