第102話 フェアリー第40階層 天空の部屋 その9
「うりちゃん、最近グアム行った?黒くなったよね?」少し見ない間に地毛が茶から濃茶、三本ラインの濃茶が黒になっている。あまり暇なので暇つぶしです。
「背中痛くない?瘤出来てるよ?」俺の言葉に、
「本当だ、うりちゃん何処にぶつけたの?痛くないの?」心配している勇気。
こんな遊びをしていると、突然始まった。俺の頭上を黒い火の玉が・・壁に当たり、粘ついてるのか壁が黒く燃える。危険な匂いがする。慎重に牢の外を見る・・先程の悪魔が手に黒い火の玉を作り 飛ばしてくる。狭くはないが丸見えの牢の中、隠れる場所がない。とりあえず、うんちに寄り添う。角度的には、何とか当たらないと思う。俺の脇をかすめる火の玉。床が燃える、熱くはないが危険に違いない。
「うんちに入れ!」おれは、足からもぐり込み鼻を外に出す。特に息が出来ないとか(アバターは呼吸しない)臭いとか(無臭無害です)言ってはいません。気分の問題・・双子も鼻をつまみうんちにもぐり込む。
「うりちゃんもおいで。」呼ぶが動こうとしない。火の玉はうりちゃんに向かって行かない、危険も無いので必要ない。賢くなったのかなうりちゃん。
俺達が見えなくなったのか、火の玉の攻撃が無い。あきらめたようだ。こうやって1日目が過ぎていった。
うんちは、温かい・・うとうとと2日目が過ぎていく。
3日目、約束通り試験官達40人は帰って来た。
「なにやってるのですか?」誰でも不思議に思うだろうな。説明すると。
「そうでしたか。」
一日目に生まれ変わった試験官達は、ワームの世話をやりながら体の成長を待っていた。生まれて直ぐの幼児体型に戦闘力はない、三日目に武器の携行と魔法の行使が可能になる。それでも子供の妖精までにしか成長できていない。
三日目に武器を携え、体内に可能な限り『聖なる土』を保有し、試験官の許に集まる。21階層なら好きな場所に空間移動出来るが、これ以外は最後に空間移動した場所に限る。「天空の部屋」から生きて移動できた40人だけが俺達の協力者となる。




