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詩、あるいは詞

後天性物語恐怖症

作者: 志賀飛介

最近なんかおかしいんだ

アニメを見る気がしないんだ

寝ることよりも好きだったのに今じゃ

アニメを見るのが辛いんだ

時間がないとかそんなんじゃない

とにかく何かが違うんだ


実を言うと原因は分かってる 分かってはいるんだ


妄想ばっかしてられないって 気付くような年になったのかな

届かないことが分かってるから あの青さを嫌うんだ


最近どうもおかしいんだ

小説を読む気がしないんだ

あんなにずっと読んでいたのに今じゃ

小説を読むのが辛いんだ

読んでない本が溜まっていく

読みたいとは思ってるんだ


これが成長だというなら僕は…僕は、僕は?


妄想は妄想でしかないって 分からないといけないのかな

叶わないことが分かってるから 夢を見るのが嫌なんだ


ああ それでも 妄想がやまない やめたくない 

やめたら物語が進んでしまうような気がして


終わるたびに悲しくなって 始まるたびに嬉しくなって

そういうのに疲れたのかな


終わることのない物語を描き 終りゆく物語を忘れたいのかな


今期のアニメもいくつか見てんだけど、最後まで見ることが出来なかった。

小説も五冊ぐらい手つかず。

読みたい気持ちはあるんだけど、どうしても胸のあたりが苦しくなる。

同じようにアニメも、つらくて見られない。

そんな症状に心当たりのある方は、後天性物語恐怖症かも知れません。

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