表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トゥライト・テイルズ  作者: タクミンP
第三章・ブリキの街
29/29

打ち切り

ジャ●プ的打ち切り。

後の流れ的な何か。

 不思議で奇妙な世界の中で、旅人たちの歩みは続く――


 十六年の歳月の中で生まれた新興の町で出会うのは、魂と肉体の齟齬に悩む蛇女(ラミア)の歌姫――


「二人とも良い雰囲気じゃん。どうしてくっつかないの? 自分が「プレイヤー」なのが気になるとか?」

「いや、違うんだよ。アタイは、その……ネカマ、なんだ……」

「それは……また……」

「なんとも……」

「ねかまって何?」


 止まれぬ移動国家では、奇才にして紙一重の錬金術師を、共に旅へと連れ立たせる――


「ふははははっ! これぞ我が英知の結晶! 人類の半数が夢見た至高の秘薬! その名も、「服だけが溶ける薬」じゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

「……」

「ふふふ、感動と驚愕の余り声も出らんようじゃな!」

「呆れてるだけじゃない?」

「なんと、こやつさては触手派か。ちょっと待っておれ、今試作一号体であるジョセフィーヌをじゃな――」

「よどみねぇな、コイツ」


 八対の橋に支えられ、水上に浮かぶ浮遊街に現れた、非業の殺人鬼との死闘を演じ――


「何で、何でこんな事――っ!」

「この希少技能(レアスキル)を持つオレは、普通の奴らじゃまず殺せない――元の世界()で、嫁さんと娘がオレの帰りを待ってんだ――だから頼む――オレを、家に帰してくれ(殺してくれ)


 そして、彼らは次第にこの世界の真実へと近付いていく――


「なんだよ……これ……っ」

「お仕着せの記憶、存在しない過去――なるほどなるほど。つまりこれが真実であるのならば、我らは今、我らという「キャラクター」を演技ロールさせられておる訳じゃ」


 旅は確かな目的を帯び始め、否応なく彼らを事態の中心へと導かせる――


「皮肉と言わざるを得ないでしょう。再興を願っていたあの人はこの世界に来ておらず、私がその役目を担うというのは――フイセ君。私たちのギルドに戻って来る気はありませんか?」

「そしてわらわと共に、世界をひっくり返そう。お主たち「異世界人」の力を集えば、赤子をあやすより容易な事じゃ。報酬は、お主たちの命――悪くはなかろう?」


 牙を剥くは、世界の「秩序」――


「残念です。このような形で再会する事になろうとは……ですが、これも「勇者」たる私の務め――さぁ、祈りなさい」

「確かに、奴らに罪はないのだろうさ。だが、その存在そのものが世界の安寧を乱すなら、それは「悪」だ。奴らに組する者も含めて、私はそれを噛み砕く」

「聖職者が武道を嗜んではならない規則は御座いません。「十戒じっかい」たる我が神代(しんだい)の拳、背徳者には骨身に染みましょう」


 対するは、ばらばらな事情を抱えた、しかし確かな繋がりを持つ者たち――


「お断りだね。アンタみたいな素敵なひとに、こんなふざけた重荷を背負わせる神様なんざ――こっちから願い下げだあぁぁ!」

「やはり、あの阿呆を拾ったのは間違いだったか……まぁ、今更だな――来い、小娘。善悪を超越する、「母」の偉大さを教えてやる」

「カカッ、その神の摂理すら我が手の内よ。我は世界の法則を解き明かせし究極の錬金術師、「三叉の蛇(トリスメギストス)」なるぞ――さぁ、我が英知の結晶にして集大成であるジョセフィーヌEXの前に平伏すが良い!」


 「勇者」の意味と、その運命を受け入れる最愛の家族――


「皆を守る力を――お願い、応えて――っ! 「心星ノ剣(フレイルハート)」!」

「ばかな! オリヘンの神器が、こんな小娘を認めるだと!?」


 歪な世界に生まれ落ち、苦しみもがいた者が辿り着いたのは、更なる絶望だった――


「何なんだよ、この世界は――っ! こんなオーブ(石ころ)一つで人生が変わるクソッタレな世界なんて、オレが全部ぶっ壊してやる!」

「世界が地獄に見えるのが、自分だけだと思わないで。それでも、この世界に生きる人たちは、色んな理不尽を前に決して希望を捨てちゃいない」


 世界に憎悪する少年の前に立つのは、全身の色を漆黒から純白へと移した「暗殺者」――

 辛くて、悲しい事もたくさんあった――けれど、後には確かに皆の笑顔があった――


「――君を止めよう――ここが、君と僕の終着点だ」


 「勇者」でも英雄でもない、一人の少年が仲間と紡ぐ――




 世界を巡る――物語――




とかいう感じの、どこにでもありそうな話しが書きたかったんだよちくしょう!

長編のモチベーション維持がこんなにも難しかったとは……お目汚しでしたorz

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ