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鳩でメイドなギルド受付嬢がアレな件  作者: 田鶴
第3章 学園潜入作戦

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第6話 ミッション:ポッポッポッシブル

 結局、わたしはギルドに戻ってからタヌさんにクエストの詳細を聞くことになった。だからタヌさんは鳩の糞まみれになってまでフン臭村へ来る必要はなかった。まあ、糞まみれにしたのはわたしだけども。


 わたしがギルド長の執務室に入ると、タヌさんはシャワーを浴びて着替え……じゃなくてマッパにやっぱりペ〇スケースを股間に着けてソファにドカッと座って待っていた。


「ポッポッポッ?!」


 どうしてちゃんと服を着ないの?!


「いやぁ、眼福だろう? 本当はケースだって着けないつもりだったけど、タオベちゃんがあんまりうるさいからさぁ……」


「クゥーッ!」


 トゥーッ! 華麗に飛び金的をまたお見舞いしてあげた。


「ギャー?! タオベちゃん、痛い、痛い、痛いよぉ~」


 タヌさんは悲鳴を上げて床にもんどりうち、ゴロゴロと転がった。


「ククックククククククク!」


 これってセクハラですよ!


 私の猛抗議にタヌさんは渋々控室へ引っ込み、バスローブのような上下一体の服を着て戻って来た。


「いやー、ごめんね、僕の僕が大きすぎて普通のズボンだと入らな……うわっ、やめて!」


 またイチモツ自慢に入りそうだったので、私が金的ファイティングポーズを取ると、タヌさんはようやく本題に入った。


「うぉっほん! タオベちゃんの今回のポッポなミッションは、ラノベ学園ミスター・ミスコンテスト準備委員会様、通称ぷちこん様のご依頼だ。転校生として潜入してミスコンに出場して欲しい」


「ククク『ポポ・ポ』クククク『ポポ』ククッツクク?!」


 どこに『ラノベ学園ミスター・ミスコンテスト準備委員会』のどこに『ぷち』が入ってるの?!


「そこは重要じゃないよね?」


「ポポ、ポポポポ。ククククク?」


 まあ、それもそうよね。でも優勝しちゃったらどうしよう?


「優勝はしないだろ……う、うわっ、冗談、冗談!! 筆頭優勝候補に決まってるよ!」


「ポポ、ポポ、クククク!」


 うん、うん、そうに決まってる!


 私の金的ファイティングポーズを見てタヌさんはすぐに発言を訂正し、クエストの内容を説明してくれた。


 ラノベ学園伝統のミスコン優勝者は、学食タダ券1年分をもらえ、羨望の的となる。タダ券目当てにあわよくば優勝を狙って出場する者がいるぐらいだ。そのミスコンで不正が行われるという情報を準備委員会はキャッチした。


「学食タダ券1年分もズルしてもらう輩がいたら、大問題でしょ?」


「ポポ、クククク……?」


 いや、ギルドへの依頼料のほうが高いんじゃ……?


「そう言う問題ではないんだよ。タダで1年も学食食べれるんだよ?! すごいことでしょ! そんなすごいことなのに、ズルしてタダ飯を食べるのは、許せないっ! 無銭飲食と同じでしょ?」


 タヌさんは、学食タダ券1年分を騙し取るのがどんなに極悪非道か、延々と演説をぶった。彼は鼻息をハァハァと荒くして大興奮していたから、これだけ見たら変態みたいだ。さすが、実際に露出狂の変態である。


 とにかく、右の耳の穴から左の耳の穴へタヌさんの演説は通過していき、いつの間にか終わっていた。あ、でもクエストに必要な情報はちゃんと聞いていたので、ご心配なく!


「……これがラノベ学園の制服じゃ。それでは健闘を祈る!」


「ポ?! クククック……?!」


 え?! これってメイド服じゃ……?!


「ラノベ学園の制服は、女子にはメイド服、男子には執事の制服になっておるんじゃ」


「ポポポポォ?!」


 なんじゃそりゃぁ?!


 これじゃあ、ギルドにいる時とほとんど変わらない。でもなんだかんだ言ってメイド服は好きなので、次の月曜日、嬉々として着て登校した。

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