第3話:チヨ子、病院潜入!
チヨ子は10センチの体に折り紙の忍者装備をまとい、公園の外へ初の冒険に出た。折り紙の双眼鏡を手に、折り紙の「忍者マント」で身を隠し、街をチョコチョコ駆け巡る。「ミオ、どこや! わいの弟子が消えたら、折り紙道場が紙クズや!」とブツブツ呟きながら、折り紙の手裏剣を握りしめた。
チヨ子はミオの家を突き止めるため、公園近くの住宅街を調査。折り紙の「探偵ハット」をかぶり、ゴミ箱の陰や郵便受けの下をコソコソ移動。ミオの家の表札「佐藤」を発見したが、「佐藤!? 日本に何人おんねん! 絞り込みゼロやんか!」と扇子でパタパタ頭を叩いた。
近所のおばちゃんの噂話が耳に飛び込む。「佐藤さんちのミオちゃん、急に倒れて病院やて。重い病気らしいわ…かわいそうに。」チヨ子はピクッと反応。「病院!? ミオ、重い病気!? 命に関わるんか!? 折り紙の神様、Zoom会議サボって治せや!」と空に叫んだ。チヨ子は折り紙の「忍者スクーター」を折り、病院へ向かう決意をした。
---
チヨ子、病院潜入!
チヨ子はミオが入院中の「東京さくら病院」に到着。10センチの体やから正面玄関は無理。空調ダクトを折り紙の「忍者ロープ」でよじ登り、院内に潜入。ダクトのホコリでクシャミ連発。「くそっ、忍者失格や! 花粉症の忍者なんておらんぞ!」とブツブツ言いながら、折り紙の「防塵マスク」を装着。
病棟にたどり着き、折り紙の「カモフラージュ幕」で身を隠してミオの病室を特定。カーテンの隙間から覗くと、ミオは点滴を受けながら、弱々しく寝てた。チヨ子のちっちゃな胸がギュッと締め付けられた。「ミオ…なんや、めっちゃしんどそうやん。」
チヨ子はミオの枕元に、折り紙の「ミニチュア花束」をそっと置いた。極上の和紙で、ミオの好きなピンクと黄色の花びらを一枚一枚折った。「ミオ、絶対元気になれよ。わいの弟子、こんなとこで寝てる場合ちゃう! 折り紙カレー、待ってるで!」と囁き、忍者のようにダクトへ戻った。
めるぽよとハマキン、折り紙様の聖地へ
一方、公園ではインフルエンサーのめるぽよとハマキンが、ピックポックで「#謎の折り紙職人」を追うライブ配信をスタート。めるぽよのピンク髪が夕陽にキラキラ、ハマキンはサングラスでキメ顔。視聴者をガンガン盛り上げる。
「よお、みんな! ハマキンだ! 噂の折り紙スポット、聖地巡礼キター!」ハマキンがカメラを振り回し、公園の水たまりを映す。「見てこれ! 折り紙の戦闘機!」ハマキンがチヨ子の折り紙飛行機を拾い上げ、ドヤ顔で披露。
めるぽよが目をキラキラさせて割り込む。「ハマキン! これ、めっちゃカッコいい! 私、ルーペ持参! 絶対もっと見つける!」視聴者コメントが「戦闘機やばい!」「めるぽよ探偵!」と爆速で流れる。
ハマキンが水たまりの周りをウロウロしてると、ベンチの下にチヨ子の折り紙の家を発見。「うおお! なんだこれ! ちっちゃな和風ハウス! 畳、提灯、回転寿司まで完備! これ、絶対折り紙の神様の仕業だろ! よし、この職人を『折り紙様』と命名するぜ!」ハマキンがドヤ顔で宣言。カメラがズームインすると、コメント欄が「折り紙様!」「神!」「国宝!」と大荒れ。
めるぽよがルーペで覗き、大興奮。「ハマキン! 見て! 寿司のマグロ、シャリの粒まで再現! 折り紙様、絶対人間じゃない! 妖精? それともAI?」
ハマキンがニヤリ。「めるぽよ、妖精はドラマ撮影中だろ! 俺、AI説推す! どっかの天才が和紙ハック!」
「ハマキン、AIは無理あるって!」めるぽよがツッコミ。配信は200万ビュー突破。チヨ子の家は全世界に晒され、チヨ子にとっては秘密の大ピンチ!
---
チヨ子の決意
病院から戻ったチヨ子は、ベンチ下にスマホの光がチラチラしてるのに気付いた。「なんや!? まさか…折り紙の神様が配信!?」とパニック。忍者マントで隠れながら覗くと、めるぽよとハマキンの声が響く。「視聴者300万人! 折り紙様の御殿、ヤバすぎ!」
チヨ子は凍りついた。「わいの家!? 国家機密がピックポックで全世界配信!? 紙クズ確定や!」折り紙の扇子をブンブン振って絶叫。「折り紙の神様!? ハマキンてやつ、ふざけんな! 神様はわいとちゃう! わいの体をちっちゃくしたヤツや! Zoom会議サボって出てこい!」と、心の中で神様にツッコミを入れた。
すると、めるぽよの声が再び響いた。「ハマキン、こんなコメントも来てるよ!『折り紙様の作品見て、めっちゃ元気になった!』って! やば、めっちゃ感動!」チヨ子のちっちゃな耳がピクッと動いた。「元気になった…? わいの折り紙が誰かをパワーアップさせてるんか?」ちっちゃな胸に熱いもんが込み上げた。「ミオが元気になるんやったら…秘密バレてもええ! 折り紙将軍、チヨ子、全力でいくで!」折り紙の「決意の兜」を折り、10センチの体で立ち上がった。
---
チヨ子の折り紙大作戦
チヨ子はミオのために、折り紙の「元気爆弾」を届ける計画を立てた。折り紙の戦闘機、忍者、寿司、ミオの好きなユニコーンまで、極上の和紙でミニチュアワールドを夜通し制作。病院のダクトを這い、ミオの病室の窓辺に作品をズラリと並べた。
朝、ミオが目覚めると、窓辺は折り紙の楽園。「…チヨ子!?」弱々しい体で笑顔になり、ユニコーンを手に取った。「チヨ子…ありがとう。私、絶対負けないよ…!」ミオの目は、命の危機を越える力を宿してた。
チヨ子は、ミオの様子をカーテンの陰からそっと見守っていた。「チヨ子 さん な」、チヨ子は小さく呟いた。ミオの笑顔を見て、ちっちゃな胸がじんわり温まった。
---
ミオは命に関わる病気と闘いながら、チヨ子の折り紙に励まされ、治療を続けた。チヨ子は秘密を守りつつ、ベンチ下で折り紙道場を再開。ミオが退院したら、折り紙カレーの折り方を教える約束や。めるぽよとハマキンは「#折り紙様」を追い続け、チヨ子の作品は世界中で愛された。
チヨ子は扇子をパタパタ振ってニヤリ。「ミオ、早く戻ってこいよ。わいの弟子、折り紙で宇宙征服するんやからな!」10センチの体に、でっかい夢が詰まってた。
次回、チヨ子 ミオを救うために異世界へ