第7.5話 上機嫌
「ふんふふーん♪」
「あら彩花、なにか良い事でもあった?」
「まぁね」
「悠真君関係ね〜?」
「いやなんでわかるの?」
私のお母さんエスパーかなんかだったりする?
お皿が洗い終わり、蛇口を閉め、母の隣に座る。
「お母さんになら良いや。今日ね?悠真がお弁当忘れててさ、それで私が余ったお弁当をあげたんだけど、悠真は美味しい美味しいってずっと褒めてくれて」
「ふふ、良かったわね。お料理の練習してきた甲斐があって」
「うん!それで、毎日食べたいくらいとか言っちゃって!もー!そんなん結婚してくれって言われてるようなもんじゃん!」
「そ、それは飛躍しすぎじゃないかしら...?」
「えうそ」
一人で舞い上がってただけでした...。
「まぁ、悠真君と一緒にご飯食べれて良かったじゃない」
「うん、またお弁当作ってあげるって言えたし。でも悠真ともう少し近づけたら良いんだけど...」
「なら、今度悠真君とBBQでもする?」
「できるの?」
「前々から美咲ちゃんとやりたいって言ってたしね」
前に聞いたが、悠真のお母さんと私のお母さんは小学生の頃からの親友らしい。とりあえず、お母さんのおかげで悠真と仲良くなれるチャンスができる!
「ありがとお母さん!!!」
「まだ決まってないけどね?」
「それでもありがと!」
そして、再来週の土曜日に浅瀬家と望月家によるBBQが予定されたのだった。
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あーとーがーきー
まぁじぃでえぇぇぇぇぇぇぇぁ!
ごべんざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぁあい!