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テディベアが時空を超える時  作者: Gにゃん
第二章 恐竜世界サバイバル
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シェルター作り


「ハァッ、ハァッ…。」


翔とマックスは、息を切らしながら、ジャングルの中を走っていた。


「ショウ、マダ、カレラハ、オイカケテキテイル!」

マックスが、後ろを振り返りながら、叫んだ。


「そんな…!」


翔は、驚いて、さらにスピードを上げた。

二人が追われているのは、巨大な草食恐竜、トリケラトプスだ。

トリケラトプスは、3本の角と巨大なフリル を 持ち、体長は10メートル近くもある。


「なんで、トリケラトプスが、僕たちを…?」


「トリケラトプスハ、キホンテキニハ、オンジュンナ、キョウリュウダ。デモ、ジブンノ、テリトリーニ、ハイッテキタモノニハ、コウゲキヲ、カケテクルコトモ、アル。」


「そうなんだ…。」


二人は、トリケラトプスから逃げる途中、大きな岩山にたどり着いた。


「ショウ、アノ、ドウクツニ、カクレヨウ!」


マックスは、岩山にある洞窟を指差した。

二人は、洞窟の中に逃げ込んだ。


「ふう…。」


翔は、洞窟の中で、息を整えた。


「これで、ひとまず、安心だね。」


「ショウ、マダ、ユダンハ、キケン、ダ。」


マックスは、真剣な表情で言った。


「え…? どうして…?」


「コノドウクツハ、アンゼン、ジャナイカモシレナイ。ホカノ、キョウリュウガ、イルカモシレナイ。」


「そうだね…。」


翔は、再び不安になった。


「ショウ、シンパイシナイデ。ワタシガ、アンゼンヲ、カクホスル。」


マックスは、体の中から、小さな装置を取り出した。

「コレハ、キケンヲ、カンチスル、センサーダ。コレヲ、ドウクツノイリグチニ、シカケテオケバ、キョウリュウガ、チカヅイタトキニ、アラームガ、ナルヨウニ、ナッテイル。」


マックスは、説明した。


「すごい! マックス、さすがだね!」


翔は、マックスの未来技術に、感心した。

マックスは、センサーを洞窟の入り口に設置した。


「これで、安心だね。」


翔は、笑顔で言った。


「ああ、ショウ。コレデ、イツデモ、アンシンシテ、ネムレル。」


二人は、洞窟の中で、夜を明かすことにした。


「おやすみ、マックス。」


「オヤスミ、ショウ。」


二人は、互いに寄り添いながら、眠りについた。

翌朝、

「ピーピーピー!」


けたたましいアラーム音が、洞窟の中に響き渡った。


「うわあああああ!」


翔は、驚いて飛び起きた。


「な、なんだ…?」


翔は、あたりを見回した。


「ショウ、キョウリュウガ、チカヅイテイル!」


マックスは、叫んだ。


「え…?!」


翔は、慌てて洞窟の入り口を見た。

すると、そこには、巨大な草食恐竜、ブラキオサウルスが立っていた。

ブラキオサウルスは、長い首を伸ばし、洞窟の中を覗き込んでいる。


「うわあああああ!」


翔は、再び叫び声を上げた。


「ショウ、ニゲロ!」


マックスは、翔の手を引っ張り、洞窟の奥へと逃げ込んだ。

ブラキオサウルスは、長い首を洞窟の中に突っ込み、二人を追いかけてきた。


「うわあああああ!」


翔は、叫びながら、洞窟の中を逃げ回った。


「ショウ、アッチダ!」


マックスは、洞窟の奥にある、小さな穴を指差した。

二人は、穴の中に逃げ込んだ。

ブラキオサウルスは、穴が小さすぎて入ることができず、諦めて立ち去った。


「ふう…。」


翔は、穴の中で、息を整えた。


「危なかった…。」


「ああ、ショウ。ブラキオサウルスハ、オンジュンナ、キョウリュウダカラ、コウゲキハ、シテコナカッタンダロウケド…。」


「でも、あんなに大きな恐竜に追いかけられたら、怖いよ…。」


「ショウ、ワカル。デモ、キミハ、ヨクガンバッタ。」


マックスは、翔を褒めた。


「ありがとう、マックス。」


翔は、マックスに感謝した。

二人は、穴の中から出てくると、再び洞窟の入り口に戻った。


「ショウ、コレカラ、ドウスル?」


マックスは、翔に尋ねた。


「そうだね…。とりあえず、安全な場所を探そう。」


二人は、洞窟を出て、再びジャングルの中を歩き始めた。


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