プロローグ① 新たな任務
そして、数日後……
翔は、大きく伸びをしてベッドから起き上がった。
「ふあぁ…。」
まだ少し眠い目をこすりながら、窓の外を見ると、朝日が燦燦と輝いている。
「あれ? もう朝…? 」
翔は、江戸時代から帰ってきた時のことを思い出した。侍に追いかけられたり、ツユさんとの別れがあったり、本当に長い一日だった。
「本当に、僕にできるのかな…。」
翔は、不安そうに呟いた。次の任務について、マックスから詳しく話を聞くまでは、まだ漠然とした不安を抱えていた。
その時、マックスが翔に話しかけた。
「ショウ、オハヨウ。」
「マックス、おはよう。」
翔は、マックスの姿を見て、少し安心した。
「ショウ、キミハ、ミライヲスクウタメニ、ツギノ、ニンムニ、チョウセンシナクテハ、イケナイ。」
マックスは、真剣な表情で言った。
「次の任務…?」
翔は、マックスの言葉に身構えた。
「ショウ、ワタシタチハ、ハクアキヘ、タイムトラベルスル。」
マックスは、告げた。
「ハクアキ…? それは、どういう…?」
翔は、聞き慣れない言葉に首を傾げた。
「ハクアキ、ソレハ、キョウリュウガ、チキュウヲ、シハイシテイタ、ジダイダ。」
マックスは、説明した。
「恐竜…!? なんで、そんな時代に…?」
翔は、驚きのあまり、言葉を失った。
(恐竜がいる時代にタイムトラベルするなんて…。)
翔は、内心、不安でいっぱいだった。
「ショウ、ミライヲカエル、カギハ、ハクアキニ、アル。」
マックスは、言った。
「ハクアキデハ、オオガタノ、インセキガ、チキュウニ、ショウトツシ、キョウリュウガ、ゼツメツシタ。ソノ、インセキノ、ショウトツヲ、カイヒスルコトガ、デキレバ、ミライヲ、カエルコトガ、デキルカモシレナイ。」
マックスは、白亜紀へタイムトラベルする目的を説明した。
「でも、恐竜がいる時代にタイムトラベルするなんて、危険すぎるよ…!」
翔は、不安を隠せない。
「ショウ、ワカル。ハクアキハ、キケンナ、バショダ。ティラノサウルスヤ、ヴェロキラプトルナド、キケンナ、キョウリュウガ、タクサン、イル。カレラニ、ソウグウシタラ、イノチヲ、オトス、キケンセイモ、アル。」
マックスは、白亜紀の危険性について、具体的に説明した。
「ティラノサウルス…? ヴェロキラプトル…? そんな恐ろしい恐竜がいるの…?」
翔は、マックスの説明を聞いて、さらに不安になった。
「ショウ、キミハ、ユウキヲ、モッテイル。キミハ、ツヨイココロヲ、モッテイル。キミニアレバ、キット、ハクアキノ、キキヲ、ノリコエルコトガ、デキル。」
マックスの言葉に、翔は勇気づけられた。
「わかった、マックス。僕は、白亜紀へ行くよ。そして、必ず、未来を救ってみせる!」
翔は、決意を新たにした。
「ヨシ! ソレデハ、ジュンビヲ、ハジメヨウ。」
マックスは、笑顔で言った。
翔は、白亜紀へタイムトラベルするという、新たな冒険に、期待と不安を抱きながら、準備を始めた。