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第五章 プロローグ

 私たちの身体には、血が流れている。人々に疎まれ、蔑まれる血が。 ~土~


 俺たちの身体には、血が流れている。俺たちに死を許さない血が。 ~火~


 なぜ、私たちはこの地に流れ着き出会ったのでしょうか。 ~水~


 なぜ、この地に来てまでも俺たちは苦しむのか。 ~星~


 私たちはあの日、互いの名を知り、共に生きていくことを誓った。

 自らの過去を、罪を隠し私たちは生きてきた……。 ~月~




 壊しましょう。憎き敵、天つ人。

 私は貴方達の存在を許さない。

 貴方たちの大切な仲間を一人ひとり、斬り裂いてこの世の地獄を味わわせてあげる。

 私は知っている。貴方たちが誰なのか。そして何故ここへ来たのか。



 さあ苦しみなさい。かつて私に与えた苦痛を与えてあげる。



 うふふ、愛しい愛しい闇の子どもたち……。


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