小学校での『さん付け』指導について
『またやべぇニュース来たと思いつつ……
何か最近の小学校では呼び捨てやあだ名を禁止して『さん付け』で呼び合う様に指導しているらしいですね。
なるほど、それじゃあもうジャイアンはずっと『たけしさん』もしくは『剛田さん』って呼ばなくちゃいけない事になりますね。『野比さんは廊下に立っていてください』ということですね。
教師によると『呼び捨てをしなくなると後にキツイ言葉が続かなくなった』『言葉遣いが柔らかく優しくなった』らしいですが……気持ち悪いなぁと思いました。
確かにあだ名によるいじめってのもあると思うんですよ。私はどちらかというと嫌なあだ名をつけられたりして嫌な思いをしてしまう側の人間ですから。
ただ、何というか……『力を入れるのそこ?』ってなるんですよね。
いじめ問題に取り組まないといけないのは確かです。
だけどあだ名がダメに違いないと禁止にするのは神戸の小学校で教師に対してカレーを使ったいじめが行われた事件でのあれを思い出します。
そう、児童がショックを受けるからと給食のカレーを中止したというあれ。
うん、そこじゃない。
結局、あだ名を禁止しようが『さん付け』を指導しようが本質は変わってないんですよ。
大切なのは『人の嫌がる事をしない』『人の事を思いやる』という気持ちを持つ指導をする事でしょう。
丁寧な言葉遣いをしていようが人を踏みにじる子は踏みにじります。
何か日本の教育って本当に『統一』が好きなんだなぁと思ってしまうのでした。
とまあ、ここまでちょっとボロカスに言いましたがふと気になった事も。
これ、『テレビのニュースで紹介されていた』事なんですよね。
対策自体にも何かしらズレた問題があるだろうという考えはわからないのですがテレビって『自分達の描いたシナリオ』通りに視聴者の気持ちを持っていく報道の仕方をしますよね?
ニュースではいかにも論点がズレまくってる様な印象を抱く内容でしたが私が思うに『確かに変だけど実際はそこまで極端にズレた内容になっているわけでは無いんじゃ?』と。
いや、本当に実際の所はどうか知りませんよ?
ただ、テレビって自分達のシナリオに都合の悪い事ってカットするじゃないですか。
教師の言葉だってこれ本当に教師なのかはわからないですしね。
思うに『さんづけの強制』『あだ名を使ってはいけないと強制』という印象を与えたい。
そして教育現場は統一素晴らしいという風潮だ、みたいな事を考えているんだよっていうシナリオなのではないかなぁと。
多分、きちんと考えられた部分もたくさんあって、きっちり紹介すればまた違った印象になるんじゃないでしょうか?
何か自分達にとって都合よく『切り取り』してるんじゃないかなっていう印象も受けました。