第十三話 PvP(ランクマッチ) Part-3
【イカルガ・トウヤ】視点です。
ボク様の名は【イカルガ・トウヤ】世界最強の魔術師だ。職業はフォルティスマギカ。
いま何をしているかって?
目の前のオッサン豚野郎を焼き豚へと調理してやっている所だ。
ああ、何でこうなったんだって?そうだな特別にボク様が説明してやろう。有難く思え。
日課のひとつ、オーバーヘッドマップのチェックをしてたら、反応があった。
それで、オーバーヘッドマップに反応した人物を追ってラデラクの森まで来たボク様だった訳だが。
そしたら女の子が三人の男に絡まれていた。その女の子にボク様は食いついちまった。
正直女の子はかなりのタイプだった。くりくりとした大きな目、セミロングのサラサラヘア、小柄でスレンダーな体型。ピンクベージュのケープマントで身を包み、キャラメルブラウンのスカートがとても可愛らしい。お洒落なウェストベルトがアクセントになってるスカートで、スカートの丈が膝丈までというのがボク様好みだ。
あ、正確に描写すると。膝丈よりもう少し下だ。膝が少し隠れるくらい。
う~んマニアック!!!
そうだぁ~最近、この世界の若い女どもの間ではミニスカートが流行っているらしく、実に嘆かわしい!!!
太ももを剥き出しにしている女は、自分があばずれだとアピールしているのか?あれじゃあ犯す気すら無くなるというものだ。そうだスカートは膝丈までがいいのだ。
わかるか?!膝までしか見えていないのがいいのだよ!あれが想像力を刺激する!
あ、長すぎるスカートはよくない。アレは食指が動かない。少し見えているのが刺激してくれるのだよ、わかる?
とにかくだ、剥いてやったら一体どんな足の全体像が露わになるのか?それがたまらない!
いいよぉーこの娘いいよぉ~アハハハハァ!!!
おっと、いけないネェ。脱線しちまった。
とにかく女の子はボクのタイプ過ぎたんだ。
ボクは逸る気持ちを抑えられず、彼女のそばにいた邪魔な男どもを速攻でぶっ殺してやった後、ボク様の力を見せつけて恐怖を煽った。
彼女は逃げた。恐怖に抗いながら時折見せる強気な表情がこれまたイイ。
一度、彼女に追い付いた時は気丈な姿を見せていたのに、二度目に追いついたときはどういう訳か消沈していた。
あれはなんだったんだろうか?少し気になったので、10分ほど待ってやることにした。ボクは紳士的なところもあると自覚している。
それに、焦らせば焦らすほど食べたときの快感がイイ。
ボクは女を犯すときは一つ決めているルールがある。
それは女をゲットしたら、必ずその場で致すと言うことだ。
ほかに人がいたら?当然、殺す。いままで何度もそうしてきた。誰もボクを止められないのだから。
だが、追い付いたら予想外の光景がそこにあった。
半裸の変態オヤジが彼女といるじゃないか。
一瞬、脳が誤作動を起こしそうだったが、すぐに理解できた。
こいつはCULOプレイヤーだ。
ときたまいるのだよ、おかしな装備で固めたヤツが。
このラズトーリア辺境伯領のこの近辺では、CULOから飛ばされたばかりのプレイヤーが出現することがある。
ボクもこの森ではないが、ここから近くにある別の森がそうだった。
話を戻すが、このキモイプレイヤーを見た時すぐに殺そうと思った。
この世界に来てから、これまで4人のプレイヤーを屠ってきたが、いずれも不意打ちだ。
今回は唐突なエンカウントだったので、初めて真っ向から戦うハメになった。
相手はランクマを知ってはいるが、経験は浅いと感じた。
戦いが始まると、ほとんどこちらにとって有利な展開でコトが始まった。
勝つ自信は99.9%だ!なにせボクはPvPの階級は最高ランクのグランドマスターだ。余裕だと思った。
だが、戦いが進むと。こいつは予想外に手こずった。とにかく硬いのだ。
防御力が、というよりこいつのスキルだ。
いくつかある補助系職業の中でも特殊なやつだ。
PvPで選べる職業の中にはいない職業だ。
PvP未実装の職業がいくつかあるとは聞いていたが、その内の一つだろう。
でもぉ、問題ナシ。事実有利にこちらが戦況を進めている。
このままHPを削り続け、瀕死状態にしてやろう。
そして命乞いをさせて、助けてやる代わりに、ヤツが所持するアイテムをすべて頂くとしよう。
それから当然!約束は破棄!とどめを刺してやる!
ヤツのプレイヤーキャラの状態を解除して、本当にブタの丸焼きをこさえてやろうじゃないか。
焼ける死体を眺めながら、彼女を頂くのはおつかもしれない……。
おっとぉ、そろそろクライマックスだろうか。哀れなデブブタオヤジは息も絶え絶えだ。
そろそろトドメを刺してあげようか?
ボク様はEFスキル【滞空移動】で宙に浮かぶ。高さは二階建ての一軒家くらい。
別に浮く必要は無かったが、個人的に好きなんだ。
相手を見下ろしながらトドメを刺すのがw
何気にボク様は周りの光景を眺めた。
簡単に言うと焼野原だ。ウザいほど生えていたドーデモいい草木は火に飲まれ、地面は空爆を受けたのかってくらい抉れていた。
樹齢ナン百年かは知らん巨木は薙ぎ倒され、延焼し火の粉が舞っていた。
ウン、ボク様スゴイ!
辺り一面火の海だぁ!フツーの人間なら酸欠になってそうだけど。なんともない。
やっぱボク様が選ばれし者!つまりはナンバーワンだからかな?ヒャハハハッツ!!!
この燃え広がった灼熱の地に浮かび佇むボク様。
まるで炎たちがボク様の姿をはっきりと浮かび上がらせ、賞賛し喝采を送っているかのようだった!!
さあ、仕上げと行こうか!
哀れなクソデブキモ豚よ!ボク様に懺悔し!土下座し!命あることを請え!!!!!!!




