2/10
武具指南書 ≪防具の章≫
○見習いの鎧
〈東の大陸〉王立騎士団の騎士見習いの正装である、青く染色された革製の鎧。胴の部分には騎士団の紋章も描かれている。主に決闘試合などの公的行事の際に装備するものだが、見習いたちは普段の稽古でも使用していることが多い。軽量なので素早い身のこなしが出来る。防御力は低いが、安物の剣程度であれば防御は可能。
○鋼の鎧
強靭な鋼で作られた鎧。〈東の大陸〉では王立騎士団の正装として広く知られている。重量があるため、これを装備して武器を振るうには肉体の鍛錬が欠かせない。その分防御力は申し分なく、並大抵の刃を受け付けない上、衝撃にも強い。
○鉄の胸当て
鉄で作られた、上半身のみを覆う鎧。防御出来る範囲は限られているが、比較的軽量なので扱いやすい防具である。急所を的確に守れる上に動きも制限されないため、〈東の大陸〉では王立騎士団直属の衛兵たちが好んで装備している。