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魔王から世界の半分を貰いました

作者: ビルビリン

 勢いで書きました。見直しとか一切していないので、矛盾とかあったら指摘して下さい。

 ここは魔王城、その中心にある魔王の間だ。俺はその扉の前にひとりで立つ。

 仲間? 前の街に置いてきた。魔王は一人だ。なのにこちらだけ仲間を引き連れるなんて卑怯だ。俺は卑怯な事が大嫌いだ。

 魔王城に魔族は一人もいなかった。魔王も俺と同じ考えに違いない。そう思うと何だか嬉しくなる。これから戦わなくてはいけないというのに。

 そして、俺はその扉を開け、中に入った。そして、中にいた魔王は、こんなことを言い出した。


「勇者よ、もし私の仲間になれば世界の半分を貴様にやろう」


 もちろん俺はこう答えた。


「はい、喜んで!」



 こうして、俺はすぐに行動を起こした。まずは魔王との交渉だ。そして、陸、海、空など、きっちり半分に分けること、そして、その境に双方の同意が無いと決して解けることの無い結界を貼ることを約束づけた。


 そうしたら次は奴隷だ。俺は、魔族側の奴隷を全て返す事を条件に人間の奴隷を全て返して貰う事を提案した。すると魔王は快く了承し、すぐに用意をすると言ってくれる。

 そうして、俺は、一旦王国に戻り、早速魔族の奴隷、そして、どさくさに紛れて農奴など、人間の奴隷も解放し、ついでにスラムの貧民など、下層階級の身分を一旦白紙に戻した。

 仲間には事情を聞かれたので、手紙を渡しておいた。生憎ゆっくり話している暇はない。俺は一刻も早く魔王の元へ向かわなければならない。

 俺は魔族の奴隷を引き連れ、大規模転移魔法で素早く魔王城へ向かった。この間僅か三年である。


 魔族の奴隷を引き渡したら、魔王側にいた人間の奴隷を引き連れ、王国に戻る、国内は大混乱だろう。急がなくては。幸い、魔王も手伝ってくれ、一年という短い時間で戻ることができた。


 王国へ戻ると、予想に反して国内は平穏に満ちていた。どうやら俺の仲間がまとめあげてくれたらしい。やはり俺の仲間は優秀だ。


 だが、問題はあった。季節は冬。作物の育たない季節だ。さらに、魔族の奴隷より、人間の奴隷の方が圧倒的に多かったために食料が足りなかったのだ。貴族や王族も、自分の蓄えを削ってまで平民や奴隷などに施しをしたが、どういう物にも限界はある。さらに、俺が農奴を解放したために、作物を育てるひとが居なくなってしまった。

 だが、もちろん対策は考えてある。俺は計画性の無いことはしない主義だ。


 俺が仲間とともに開発していた。魔法の変わりになりうる新技術、魔術を広めた。魔術とは、世界の余剰魔力を引き出し、行使する技術だ。魔法と違う点は、才能の有無が無いこと、そして、手順さえ確立してしまえば、後は半永久的に稼働し続けることだ。

 この技術を広め、俺と仲間達は食糧危機を始め、様々な問題を解決していった……。


――――――――――――


 そんな事をしているうちに、二十年が経った。

 人間の国の方は仲間達に任せ、俺はいま、魔王様の補佐官として、魔族の領地を開拓している。

 なんと、魔王様は人間の領地に率先して豊かな土地を用意し、魔族側の領地は、雪国や、火山などの秘境ばかりを貰っていたのだ。

 曰く、「魔族は、矮小な人間共よりも、頑丈で、適応力が高く、病気などもしない。故に矮小で力の無い憐れな人間共にくれてやったのだ。ワーッハッハッハッ!!」だそうだ。本当に魔王様には頭が上がらない。

 そして、その直後に魔王様が仰ってくれた「ま、貴様ならこの魔族領もいずれ人間の領地の様にしてくれるだろうがな」という言葉は一生忘れないだろう。


 さあ、今日も頑張るぞ!






 こうして勇者と魔王の力で世界は平和になったとさ。めでたしめでたし。

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