喪失感
「拾った彼氏を理想の男性に育てるまで」を書き終えた。
一応、いつでも続きが書けるような形にはしておいたが、とりあえずは完結。
“女性向けの恋愛小説を書く”という生まれて初めての目的は、無事達成できたのでは?と思う。
怒濤の3週間だった。
わずか3週間ではあったけれども、その内容は3~4ヶ月にも匹敵する。なにしろ、本1冊分の分量を書き終えたのだから。しかも、他の作品もちょこちょこと書きながらだ。
総執筆量は、他の先品も含めて3週間で15万文字以上。もしかしたら、20万文字近いかも知れない。これは、いい自信になった。執筆量だけでいえば、これまででも最高ではないだろうか?
内容的にも、まずまず満足のデキ。多少不満の残る部分もあるが、その辺りはいずれ手を入れてもいい。
さて、なんにしても1作書き終えて、肩の荷が下りた。これにより、他の作品にエネルギーが割けるようになった…はずなのだが。
急に書く気が失せてしまった。“喪失感”というヤツだろうか?なんだか、小説そのものを書く気になれない。これまでの流れで、「勇者アカサタ」だけはどうにか更新したが、それ以外の作品に手をつける気が起きない。
ここのところずっと根を詰めて小説を書き続けていたので、この辺りでしばらく休んでも、なんの問題もありはしないのだけど。たとえば、10日間くらい完全に執筆を止めてしまってもいい。そのくらいのご褒美は与えられても構わないはずだ。
ただ、1度、間を空けてしまうと、次に再開するのが難しくなってしまう。それを恐れている。
「長い休みで、小説の書き方そのものを忘れてしまうのでは?それだったら、無理をしてでも、このまま書き続けた方がいいのではないだろうか?」という、いつもの不安だ。
はてさて、どうしたものか。明日になれば、またバリバリとやる気が復活していればいいのだけど…