表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/35

全ては物語の為に

 僕の生き方は、いたって単純だ。

 “いい小説が書けている”これは正義。

 “何も書けない”これは悪。


 ね?いたって、単純な人生でしょ?


         *


 いや、正義とか悪とかいう問題ではないかも知れない。

 もっと別の言葉で表現した方がいいのかも。


 いずれにしても、意味は同じ。

 いい小説が書けているならば、それは理想的な人生だし。そうでなければ、駄目な人生。


 他の人達が、何を求めて生きているのかは知らない。

 それでも、僕にとっては、それが全てなのだ。“物語”が全て。


         *


 物語を生み出すのに一番大切なのは何だろうか?

 そういうコトを常日頃つねひごろから考えながら生きている。

 僕の出した答は、こうだ。

「物語を生み出すのに一番大切なモノ。それは、“システム”である」


 自分の世界を構築し、その世界を広げ、深めていくコト。

 そういうシステムを作り上げる。それこそが、僕の人生の目的だと言ってもいい。

 そうして、そのシステムは、常に更新され続けなければならない。破壊しては、構築し、破壊しては、構築する。その繰り返し。

 そうして、1歩ずつ、理想のシステムに近づけてゆくのだ。


         *


 システムを再構築する。

 その過程で、いつもやるコトがある。

 それは、「必要なモノと、そうでないモノをわける作業」


 以前必要だったモノが、今回はもう必要なくなった。そういう場合だってある。

 むしろ、いつまでも同じモノを置き続けていることの方が少ない。


 周りにある情報。関わる人間。それらは、常に流動的でなければならない。

 相手がいつまで経っても成長しないならば、切るしかない。いつまでも同じ場所で、同じ考え、同じセリフしか吐けない。そのような人間に用はない。

 人は、常に成長し続けなければならないのだから。


 もちろん、それは僕も同じ。

 人に成長を求めるならば、誰よりも真っ先に自分自身が変わらねばならないのだから。


 心の底にある想い。

 “この世界に最高の物語を生み出す”

 それだけは、変わらない。変わってはならない。けれども、それ以外は全て変わっていい。むしろ、変わるべき。変わり続けるべき。変化し続けるべきなのだ。


 “変化こそが、唯一の真実”

 その言葉を信じ、僕は今日も戦い続ける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ