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世界を破壊する小説

 現在執筆中の小説「ニートでチートな勇者アカサタが異世界に転生してハーレムを形成しつつ世界を救ったり滅ぼしたりする物語」

 この小説の第2部は、~世界の破壊編~と銘打めいうっている。


 ちなみに、第1部の方は、~勇者誕生編~だ。

 こちらの方は、いろいろと冒険や実験をしつつも、根本的には普通の小説。その域を脱してはいない。基本的に、勇者が魔王を倒そうとする話。そこから大きくれてはいない。

 けれども、第2部の方は違う。全然違う。一応、ストーリー的には続き物となってはいるが、基本思想からして、全く違う。文字通り“世界を破壊する”話にしていくつもり。

 …だったのだけど。ここにきて、ストーリー的にというよりも、もっと深い意味でそうなる可能性が出てきた。小説におけるギミックとでも言えばいいのだろうか?「根底から世界を引っ繰り返す」そういう作品になるかも知れない。

 もしも、それが実現したならば、もはや、これは“普通の小説”ではなくなるだろう。


 読者にとって、それは“非常に読みづらい小説”になってしまうかも知れない。生半可なまはんかな読書能力では理解できなくなってしまうからだ。

 もちろん、表現的には、これまで通り“わかりやすさ”を心掛けて書き続けるつもり。ただし、内容的にはそうはならない可能性が高くなってきた。

 もっとも、これは、“僕の頭の中にあるアイデアが、そのまま作品に反映できた場合”に限られるのだけど。頭の中で考えるのと、それを実際に小説として描いてみせるのでは、天と地ほどの差がある。そこまでの力量が、今の僕にあるだろうか?

 もしもなければ、この作品は中途半端な形で破壊され、失敗作と成り下がってしまうだろう。


 だが、そこまでしてでも…そこまでのリスクを負ってでも、挑戦したい。いや、挑戦しなければならない!

 なぜならば、それこそが“作家の使命”なのだから!!


         *


 ここで1つ、基本に帰ってみようと思う。

「小説を書く者にとって、最も重要なモノとは何だろうか?」

 僕は、それを“驚き”だと考えている。


 ここまでついてきてくれている読者。必死になって読んでくれている読者に対して、最高の形でお礼がしたい。それこそが“驚き”なのだ。


 “小説とは、作者中心のものであって構わない”と僕は考える。

 世の中には、“小説とは、作者の為にあるのではなく、読者の為にあるのだ”という考え方がある。それ自体、否定はしない。そういう考え方もあるのだろうな、と僕は思う。

 けれども、僕の執筆スタイルは、それではない。あくまで、小説とは作者のモノであり、作者が持てる力を最大限発揮し、作者の好きな風に書き進めてよいモノだと考えている。

 ただし、その代わりに、読んでくれている読者に対して、最高の贈りものをしなければならないとも思っている。それが、“驚き”なのだ。

「そんなバカな!」とか「こんな話があり得るものか!」とか、時には読んでいる本を壁に向って投げつけてしまいたくなるような衝動を起こさせる。そこまで大きな驚きを読者に与えるコトができたとすれば、それは作者冥利に尽きるというものだ。


 いずれにしても、読者を驚かせる。これは、いいものだと思う。

 今回は、それを“世界を破壊する”という形で表現できれば、と考えている。

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