物語をまとめるのは苦手
ひさびさに絶不調だった。
とにかく、量が書けなかった。これまで、毎日、原稿用紙で15枚程度は書き続けてきていたのに、ここ数日は、執筆量が激減!1日に4~5枚程度しか書けなかった。
それでも、“質だけは落とさないように”と、どうにかがんばって書いた。それも、1日も休まずに。
こういう調子の悪い時期に休んでしまうと、長期間の執筆不能に陥ってしまう。間違いなく、1日の休みでは済まなくなる。1日の休みが2日になり、2日が4日になる。やがて、1週間でも10日でも、ヘタをすれば1ヶ月以上も何も書けない時期が続いてしまう。
なので、休むならば、もっと調子のいい時期にしなければならない。
絶好調の時期に休むのもどうかと思うけれども、絶不調の時期に休みを入れるのは、もっとマズイ。かといって、無理をして小説を書き続けても、嫌になってしまうばかり。
この辺の判断が難しい。
“理想の休み方”としては、調子自体はそんなに悪くないのだけど、疲れている時期に休みを入れるのがいいと思う。
ちょっと疲れたら、ちょっと休む。適度に休みを入れるのが、一番いい。
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それにしても、こんなに小説を書くのを苦しいと感じたのは、ほんとにひさしぶり!
原因は、大体、わかっている。完全に疲れが溜まってしまっていたのだ。ここ数ヶ月、ほとんどまともな休みを入れずに書き続けてきたのが裏目に出てしまった。
それに加えて、現在執筆中の「勇者アカサタ」である。
この作品、そろそろ“第1部”の終盤に差しかかってきている。全体からすると、まだ序盤とはいえ、第1部の佳境。終盤。物語をまとめなければならない時期。
僕は、この“物語をまとめる”というのが苦手なのだ。
序盤・中盤はいい。かなり好き勝手に書くことができるし、ある程度は後から取り返しがきく。どうにかなる。
ところが、終盤はそうはいかない。あまりムチャをやるわけにはいかない。ストーリーを上手く着地させてやる必要があるからだ。飛行機の操縦と同じ。着陸が一番難しい。その次に難しいのが離陸。途中は、まあ、そんなに難しくはない(ただ、油断していると眠くなる。マンネリ化してしまう。そういう意味では、注意が必要だけれども)
しかも、今回は第2部につなげなければならない。
そういう意味でも、あまりムチャができない。大きく矛盾することなく、終わらせなければならない。
ストーリー自体は、大体できている。大きな流れは決めてあって、あとはそれに従って、細かい部分を毎回考えながら書き進めていくだけ。けれども、これが退屈さに拍車をかける。
これも、僕が苦手にしているコトの1つ。
“先が読めない物語を書く”そういうのは得意。だけど、“既に頭の中にあるストーリーを書く”これは苦手。
「頭の中で完全にできあがっているストーリーを、あえて言葉にして書き記す必要などないではないか」と、そう思ってしまうのだ。
ただ、それでは読者に伝わらない。作者の頭の中にはあっても、読者に伝わらないのでは意味はない。
なので、仕方がなく書く。我慢して書く。必然的に、ストレスも溜まっていく。
まあ、そんなわけで、ここ何日かは執筆量も激減し、苦しみながら、どうにかこうにか書き進めていたわけだ。
それでも、質は落とさないように細心の注意を払いながら、丁寧に丁寧に書き進めてきたつもり。
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さて、ここで一段落した。明日になれば調子を取り戻せるだろうか?
そう望むばかりだが、こればっかりはわからない。
“小説を書くのは、天気と同じ”
天気予報はアテにならない。実際に晴れるか?雨が降るか?雪になるのか?それは、明日になってみないとわからないものなのだから…




