~プロローグ~
史上最高究極の小説家を目指す僕は、毎日毎日、小説を書き続ける。
小説家の基本、それは小説を書き続けること。この単純な行為が、意外と難しい。
それでも、僕は、毎日小説を書き続けられるようになってきた。それも、ほとんど1日も休むことなく。
ストーリーに関しては、元々、得意な方だった。ただ、それ以外の能力は、ほとんどない。
そんな状態から、ちょっとずつちょっとずつ新しい能力を身につけていく。
キャラクターも、だいぶ自由に動き始めてきた。これも、今ではかなり得意な部類に入るだろう。
設定も、それなりに考えられるようになってきた。
苦手だった会話文も、基本くらいはできるようになってきた。
人や物に名前をつけるのも苦手。とても時間がかかるのだ。けれども、それもかなりスピードアップしてきている。
表現力。これは、まだまだ不満が残る。それでも、最低限のレベルでは使えているだろう。
文学的な作品だけではなく、エンターテインメント小説にも挑戦し始めた。
自分で書いていて思ったのだけど、実はこっちの方が得意かも知れない。
さて、これで“小説の神”に挑めるだろうか?
いいや!まだまだ、だ!こんなものでは、まだ全然駄目!もっともっと成長しなければ!!
さて、次はどのような能力を身につけようか?