マイナス×マイナスがプラスになる事件について
【事件の発端】
1998年11月2日、東京都内の中学校で二年生の数学授業中、
担当教諭が「マイナス同士を掛けるとプラスになります」と説明した。
このとき、一人の男子生徒が手を挙げて質問した。
「マイナス同士って、どっちも負けてるのに、なんで勝ちになるんですか?」
教諭はこれに対し
「そういう決まりだから」
と回答したが、男子生徒は納得せず、
「負け犬同士が組んだら勝ちになるのはおかしい」
と反論した。
この発言をきっかけに、教室内で「数学的詐欺ではないか」という疑惑が広がり、
最終的に保護者が警察へ通報したことで事件が発覚した。
【捜査】
警視庁数学犯罪対策課は、負の数同士が結託して正の結果を生み出した疑いで捜査を開始した。
教諭の自宅から押収されたノートには、以下のような記述があった。
「負×負=正」
「負の数は扱いが面倒」
「生徒に聞かれたら“そういう決まり”で押し通す」
「本当は自分も納得していない」
さらに、数学科職員室からは
「負の数の扱いに関する内部資料」
「負の数の気持ちを理解するための研修プリント」
などが押収され、
数学科全体がこの問題を黙認していた疑いが浮上した。
【全国での事例発覚】
捜査が進むにつれ、マイナス×マイナスがプラスになる現象が
全国の学校、学習塾、家庭教師の現場で恒常的に行われていたことが判明した。
特に深刻だったのは、以下のような事例である。
・生徒が「負け×負け=勝ち」という人生観を持ち始める
・負の数同士が勝手に“正の結果”を名乗る
・マイナスが勝手に“プラスに転職”している
これらの事例により、教育現場に対して非難の声が集中した。
事件発端の教諭は不起訴となったものの、
多数の数学教諭、校長、教育委員会関係者が処分され、
教育界では未曾有の大量処分となった。
【その後】
事件後、数学教育では
「負の数同士が掛け合う際には、事前に合意を得る」
という方式に改められた。
ただし、以下の問題は未解決のままである。
・負の数が合意しなかった場合どうするのか
・マイナスがプラスになりたくない場合の権利
・プラス側が「勝手に仲間にされた」と訴えるケース
・掛け算の途中でマイナスが逃亡した場合の処理
また、事件後も年間数件程度、
「マイナス×マイナスが勝手にプラスになった」
という通報が寄せられている。
【国際数学者会議での議論】
この問題は国際数学者会議でも長年議題に挙がるほどの難題であった。
2010年、韓国で開かれた会議で
ベトナム出身の数学者が次のように発言した。
「負け犬同士が組んだら勝ちになるのは、数学界の長年の伝統である」
しかし、会場からは
「伝統で押し通すな」
「負の数の気持ちを考えろ」
「そもそも掛け算とは何か」
などの反論が飛び交い、議論は紛糾した。
最終的に
「とりあえず今まで通りでいいんじゃね」
という結論に落ち着いた。
【関連した問題の発覚と黙認】
事件の一年後、数学者の論文から
以下のような関連案件が存在することが発覚した。
・マイナス÷マイナスが勝手にプラスになる問題
・マイナスの二乗が勝手にプラスになる問題
・絶対値が勝手にプラス側へ逃げる問題
しかし、通報や起訴の対応に追われる警察は
これらを黙認し、完全に無視する方針を決定した。




