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タイトル未定2025/12/25 04:48
とりあえず読んでみてください。
夜の名残が
空の端に
かすかにとどまっていたころ
わたしは
目を覚ました
窓辺に立つと
冷たい空気が
頬を撫でていった
あの朝の光が
遠い記憶のように
わたしの肩に
そっと触れてきた
それは
世界がまだ
名を持たなかったころの
やわらかな光
わたしは
何かを待っているようで
何も待ってはいなかった
ただ空が
わたしのまなざしのなかで
ゆっくりと
かたちを結びはじめるのを
見ていた
そのとき
ふと思った
あの光は
わたしのなかに残っていた
最後の
存在のまえぶれだったのではないかと
それが
わたしの皮膚に触れたとき
世界はわたしを
静かに
忘れていったのだと
読んでくださった方々、ありがとうございました。




