表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界の異変  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/214

再襲撃2

エリザは、何度か回避して班員達の攻撃速度を把握した後、試しに襲い掛かってきた班員の一人の足を折る。


「ぐぎゃあ!」


その姿でも痛みはある様で、動きが鈍る。しかし、すぐに折れた骨が繋がった様で普通に攻撃してくる様になった。


「骨を折っても無駄ね。それなら、足をいただくわ。スカーレット・スカー」


エリザは容赦なしに班員達のひざから下を切り飛ばす。この程度では死なないと思うが、念のため太ももの大動脈は避けた形だ。


「これもダメね」


実際、切断面が泡立ち、しばらくすると新しい足が生えてきた。ただ、元通りというわけでは無く、最初に変形したのと同様に様々な形で再生する。班員によっては、足が4本になったり、ただ平らな板になったりと見ていて気持ち悪い。


「はぁー。捕まえるのは得意じゃ無いのだけれど」


自身の血を輪のように操って班員の一人の上半身を拘束する。しかし、班員は無理やりそれを引きちぎろうとして、逆に自分の体が千切れる。ただ、そこからまた再生したので、脱出に成功されてしまった形だ。元通りでは無いが。


「やはり生かして捕らえるのは無理ね。タケルには悪いのだけれど、殺すしか無いわね」


エリザはそう決めると、容赦なく班員の首をはねる。悪魔といえども、首を切断されては生きていけない。元々首の無い種類は別として。しかし、予想外にも首をはねられた班員は、首から下を異形にしながらも再生した。


「ただの悪魔憑きじゃないって事ね。悪魔が居ないのもそうだし、この再生力は悪魔を超えているもの」


その割には、実力が大したことが無いが、それは元人間だからなのか。


「それじゃ、どこまで再生できるか試してみましょうか? ブラッド・レイン。ブラッディ・ストリング」


班員の一人を血の弾丸で穴だらけにし、他の一人を血の糸で細切れにする。結果は、穴だらけにした方は穴が再生して復活したが、細切れにした方は再生しようと肉が盛り上がったが、それ以上再生することがなかった。ただ、ウゴウゴとまだ動いているので油断は出来ないが。


「そこまで細かくしないとダメなのね。それじゃあ、魔法はどうかしら?」


エリザは、班員を燃やし、凍らし、雷撃し、圧縮する。そのどれもが有効で、復活してこなかった。


「まさか、魔法が弱点なの? それに、悪魔特有の魔法耐性が見られないし。悪魔憑きじゃないのかしら?」


見た目は悪魔付きだが、特徴が悪魔付きと全く合わないことにエリザは違和感を覚える。しかし、情報を聞きだそうにも理性は無く、会話になりそうにない。だが、最初に命令を下したリーダーならどうだろうか? エリザは、無駄かもしれないと思いながらも、リーダーの首をはね、切断面を血で塞いで再生を阻害する。そして、首を持ち上げて尋ねる。


「ねぇあなた。さっきの事を覚えているかしら?」


「殺す、殺せ、皆殺しにしろー!」


リーダーは、班員に命令するばかりで状況が見えていない。やはり、すでに知性は残っていないようだ。どう見ても、リーダー以外の班員は倒されたというのに。


「仕方ないわね。ヘル・フレイム」


エリザは、最後の慈悲でリーダーの頭を完全に焼却する。これで再び何者かに操られることは無いだろう。


「裏で動く何かを探るしか無いわね」


エリザは、証拠隠滅の為にこの場のすべてを焼却し、里に戻るのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ