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3-8話 閑話休題

Glass

「ありがとうお兄ちゃん」


たしかに助けた。たしかに。だが


「あのさ、どこまでついてくるき?」


さっきから、まるまる2時間俺についてくる


「私もう一人は嫌だから」


両親が死んだ……か


「俺に両親は居ない……いや細かく言えば、捨てられたからなお前の気持ちはわからない」


でも親しい人を失ったことはある


「でもさみしいのは嫌だもんな。危なくなったら逃げろよ?」


俺も、そうだったからわかるのかもしれない


「うん!」


そう頷いていた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カットリ


「これは……博士銘柄のタバコ」


言うべきか基本的に、ハンガーのゴミ箱は1年に一度くらいしか、捨てない


「となればやはり」


その時カットリは確信した。赤石殿を殺した存在、そして……ここのカメラを編集できるほどの存在


「へぇーたどり着いたんだねぇ…それだけでさ?」


「主だったのでござるな博士殿」


ハンガーにエントリーしてきたのは、誰でもない博士であった。


「しっかし、あんたにバレると面倒なのよねいろいろと」


カットリのやるべきことは、その瞬間決まっていた。


「ドーモ。ハカセ=サン、カットリデス」


それは、目の前の博士を倒すことである。


「いきなりどうしたの」

「なに忍びの心を取り戻しただけにござる」


そして……カットリは、持っていた刀を抜き。戦闘態勢に入った


「ならその心、刃できってあげるよ!」


白衣をまとい、不気味に笑う「ハカセ」。体が液体のように揺れ、形を自由自在に変化させている。


「カットリ、君はここで終わりだ」


ハカセは笑った。その体はぐねぐねと円を描くように伸び、鋭利な刃物や触手の形に変化していく。


「私の科学の力の前では、刀など無意味だ!」


カットリは言葉を発しない。ただ一言、


「……フッ」


鼻で笑うだけだった。


「実験体として君を使うとするかな!」


ハカセは叫び、触手のような腕を勢いよく伸ばした。鋭い刃がカットリに迫る。しかし、


「拙者も滑られたものでござるな!」


カットリは素早く側転し、攻撃をかわすと同時に間合いを詰める。ハカセの腕を一閃した。


「なんでござるか、この違和感」


斬られた腕は瞬時に液状化し、再び形を取り戻した。


「フフフ、無駄だね!」


ハカセは液体の体を地面に広げ、足元からカットリを包み込もうとする。


「……そうでござったか」


カットリは低く呟きながら跳躍。刃を握る手に力を込めた。


「体を変形できるのか……それで赤石殿も」


ハカセの全身が液体の渦と化し、カットリに向かって突進してきた。その形状は次々と変わり、槍、鞭、鋭い刃へと姿を変え続ける。


「気づいても遅い!」


しかし、カットリの動きは止まらない。渦の中心を見極めるかのように、鋭い一閃を繰り出した。


「ハァッ!」


その一撃はハカセの中心部を貫いた。


「ヌシの体が液体なら、核があるはず。そこを狙っただけにござる」


カットリは淡々と言い放つ。 ハカセの体は崩れかけ、床に広がる液体へと戻っていくはずだった。


「危ない……危ない……」


しかしそれでも、博士は、体を維持していた。


「そんな、核は破壊したはずにござる!」


そしてカットリは、一つの事実に感づいた


「そうか、核は一つではない」


ハカセがニヤリと笑い、首を縦に振る


「イグザクトリーまぁ、気づくよね、ただこっちも痛手を負ったからね。ここは逃げさせてもらうよ」


ハカセは通気口ダクトに侵入し逃げるための算段をつけていた


「待つにござる。ヌシが逃げても軍が」


軍が追いかけてくる。そうカットリは思っていた


「あれ?知らない?私は、既に軍から除名されているの、あとここのカメラもハッキング済みだから」


既にハッキングを行われていた。つまりこの状況を話しても。意味はないということである


「じゃまた、人類の進化が始まるときに会おうか」


カットリには、博士を倒す理由はないだが


「倒さねば、ならぬ」


それが正義感かそれとも単なる偽善かそれすらも、当の本人にはわからない。しかし


「鋼殿ならもしや」


三度(みたび)奇跡を信じること、は確信していた

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