結果はもう見えているのかもしれないけれど
苛立ちや失望を覚えるのは
自分にまだ期待をしているから
自分が大嫌いで仕方ないのは
描いた理想に少しも近付けていないと
自覚しているから
まだ、まだと思い続け
今も諦めた振りをして
情けなく手を伸ばしている
状況がどうであろうと
環境がどう変わろうと
あなたを手放した時点で
僕は僕でなくなるから
僕はきっとまだ
期待をしている
都合の良い奇跡なんて起こらない
もう元の二人には戻れない
知っているはずなのに
もう一度って
ごめん僕は
あなたからすれば
もう勝手にやってろって
話かもしれないけれど
相変わらず
僕には自慢できるものも
分け与えられる有益な何かも
持っていないけど
自分なりのどん底から
ここまで来た
転がり落ちながら
ずっともがいて
それでも止められずに
転がり続けて
落ち着いたどん底から
どうにか
ここまで
諦めきれずに
やってこられた
僕だけの力じゃない
僕の力じゃない
届かないかもしれない
足りないかもしれない
また転がり落ちるだけかもしれない
それでもあなたを手放したら
僕は僕ではなくなるから
僕はもう一度
あなたに会いに行きます
結果はもう見えているのかもしれないけれど