第2話 やっぱり俺はチート野郎だった
チート過ぎたけどこれもテンプレさ。なろうのね。
―――目が覚めるとそこには野原が広がっていた。どこを見ても野原。野原。野原。いるのは動物のみ。そこで俺はまだぼんやりしている頭で考える。
そもそも何故俺はここにいるのか。というかここはどこなのか。だが、そんな疑問もすぐに解消した。思い出した記憶によってな。
そうだ、俺は確か日本で死んで女神によってここに転生したんだった。
その際にチートスキルみたいなのももらったな。しかし、どうやって見れるんだ?女神が言うには、ここはファンタジーゲームのように魔法やレベルが存在するらしい。ならそれを確かめるはずのステータス画面なるものがあるはずだ。ではどうやって開くのか?
俺はそれを試そうとして、やめた。今はそれよりもやるべきことがあると思ったからだ。それは人探しだ。何をしようにも人との協力が必要だろう。だが、こんな野原に人がいるとは思えない。まずは村や街なんかを探すべきだろう。そういえば女神がくれたチートスキルに辺りの地形などを地図にして脳内に描く、なんてのがあったな。
今がそれの使いどころなんだが……スキルの使い方なんてわからん。ステータス画面すら開けないのだからな。しょうがない。
諦めて自分の足で探索しようとしたその時、声が聞こえた。
「はぁーい!将平さん!こんにちは!女神ウェスタです!なにやらお困りのようですねぇ~?」
女神だった。どうやら俺が困っているのを感じて思念を送ってきたらしい。俺は先ほどまで悩んでいたことを話した。
「なるほどなるほど、ステータスの見方とスキルの使い方ですか。教えましょう!簡単なのですぐできると思いますよ」
教えてくれるようだ。なんとありがたい。これで俺も人と会えるし仲間も組める。かもしれない……
「なんだか悲しい気持ちが伝わってきますがあえてスルーするとして」
あぁ、そうしてくれ。
「では、まず、ステータス画面の開き方なのですが、簡単に念じれば出てきますよ。『出ろ~』て感じで」
そ、そんなんでいいのか?
「はい、そんなんでいいのです!ささ、やってみてくださいな!」
お、おぉ。とりあえず俺は女神に言われた通りにやってみることにした。出ろ~。こ、こうか?
すると、俺の目の前に横に長い長方形の薄い板のような物がでてきた。おそらくこれがステータス画面なのだろう。分かりやすすぎる。俺はその板のようなステータス画面を指で操作した。
まるでゲームだ。ステータスの項目もゲームのようで凄い。操作も実に簡単で単純だ。スライドさせタップ。これだけだ。
装備は普通の服とかしか書いてないな。さて、肝心の俺のステータスはどうだ?
『ステータス』
name:ショウヘイ アラカワ(荒川 将平)Lv1
job :無職
HP :30100/100(+30000)
MP :5000/0(+5000)
STR :10(+10000)
INT :0(+5000)
DEF :30(+8000)
MND :0(+5000)
SPD :5(+2000)
LOK :10(+1000)
『スキル』(※魔法とはまた別です)
『錬金術Lv10(MAX)』『エコーマッピングLv5(MAX)』『罠達人』『高速思考Lv1』『捕獲』『百発百中』『常時回復Lv1』『超火力』『超防御』『賢者』『高速移動』『幸運』『吸収』『超成長』『次元BOX 』
これは…なんとまぁ。チート感がすごいな。。ステータスもヤバいことになってるが特にヤバいのはスキルの数だな。なぁ、女神よ。ちなみに、このステータスだとこの世界ではどれくらい強さなんだ?
「英雄レベル。もしくは魔王レベルですね」
―――ゑ?
いやまじか。これそんな強いのか。
「えぇ、その火力なら中レベルのドラゴンくらいならワンパンでしょうね」
ドラゴンがワンパン……だと!?中レベルって、それでも十分強いだろ!?
「えぇ、レベル500くらいの人が10人いてやっと倒せるかどうかくらいには強いですね」
……どうやら俺はとんでもないチート持ちになったようだ。これでレベル1なのだから笑えない。ま、まぁ、気を取り直してスキルの詳細でも見るか。
『錬金術Lv10(MAX)』
錬金術を最終段階まで極めた者のみが所持することができるスキル。もはや素材を必要とせず無から作り出すことが可能。無機物限定。(大きさによりMP消費量が変動。)
ふむ、これはすごいな。つまり無機物なら何でも作れる訳だ。素材も無しに。よし、早速なんか作ってみるか。
しかし、どうやればいいんだ?また念じればいいのだろうか?
「そうです。念じるのです。念じるのです!」
女神が何か暑苦しくなっているが華麗にスルーしてスキルを発動してみる。で、出ろ~。
『錬金術を使用しますか?消費MP500』
yes/no
頭の中で機械のような無感情な声が響いた。おそらくシステムの声なんだろう。どうやら成功したようだ。もちろんyesだ。しかし消費MP500か。多いな。
なんて俺が考えているとき俺の目の前に白い粒が集まっていき形を作り始めている。俺が作ろうと思ったのは銃だ。中二の時の知識が役立ったな。構造まではわからんがそこは錬金術がどうにかしてくれるだろ。多分。
お、出来たようだな。俺は出来上がった銃をもってみる。本物なんて持ったことがないが、ずっしりしていてそこそこ重みがあるな。この銃はAK-47という自動小銃だ。昔、ソビエト連邦が設計し量産した小銃らしい。性能もすごいらしいから撃つのが楽しみだよ。さて、次のスキルは……
『エコーマッピングLv5(MAX)』
特殊な音波を飛ばし地形を理解することができるスキル。敵を感知することもでき、距離も図れるので非常に便利なスキル。
これだよこれ。今使いたかったのは。まぁ、スキルの詳細を見てからでも遅くはないだろう。次は……と。
『罠達人』
罠を仕掛けるのも見つけるのもできるうえロスタイムが短く、設置、解除には1秒も必要とせず、数コンマで作業を終了することができるスキル。罠感知の効果範囲は自分を中心に半径100メートル罠師の派生スキル。
コンマ単位とかできる気しないんだが。まぁ、スキルにそう書いてあるんだ。きっとできるのであろう。それと罠感知の半径でかすぎだろ。
『高速思考Lv1』
思考を早めることができるようになるスキル。発動中は1秒間にMPを100消費する。
これはどう言うことだ?意味はなんとなくわかるが、思考を早めるのにメリットはあるのか?とりあえず使ってみるか。使い方は錬金術とは違いON、OFFの切り替え式だった。
俺は高速思考をONにする。あまり変化は感じない。空を見てみる。雲の流れが遅い気がする。もしかして、と思い俺は高速思考の効果をOFFにした。すると、雲は急にスピードを上げた。
いや、それでも遅いのは遅いのだが、明らかにONの時より速くなっている。どうやらこのスキルは思考を速め、時間感覚を遅くさせることができるようだ。
なるほど、これは戦闘では重宝するスキルになりそうだ。なんせ、相手よりたくさん考えることができるんだ。焦っていても冷静を取り戻せるしな。しかもこのスキル、まだLv1のようだ。これは優先的にLvを上げた方がいいな。
『捕獲』
どんな生物でも捕獲し仲間にすることができるスキル。ただし知性のある生物は相手の同意のもとでしか捕獲ができない。捕獲師の派生スキル。
なるほど、モンスターキャプチャーか。仲間が増えるのはいいな。頼もしい。だが、<どんな生物でも捕獲>てのはどういうことだ?知能をもつ生物も捕獲できるようだし、これは人間でもなんでも捕獲出来るってことか。すごいな。
しかし、同意が必要なのがすこし面倒くさいな。まぁ、それでも強力なスキルには違いないな。うん。
『百発百中』
目に見える範囲が範囲内。目に見える範囲ならどこでもどんな大きさでも必ず撃ち抜く。
シンプルだが強い。つまり距離制限は無いということだ。夜に星に向かって撃ても当たるのかもな。銃と一緒に使えば最強かもな。これ。
『常時回復Lv1』
一秒間にHPとMPが5000ずつ回復しHPの上限が30000アップするスキル。
うわっ!これやば!HPとか一秒間に5000以上のダメージを常に与えないとやられないのか。ある意味不死身だな、これ。
MPに関しては上限が5000だから無限に使えるようなもんじゃねぇか。やべぇな。
『超火力』
STRが10000アップするスキル。
『超防御』
DEFが8000アップするスキル。
ふむ、このスキルのお陰で俺は硬いし強いのか。いやぁ、ありがたい。
『賢者』
MP、INT、MNDが5000アップし、全ての魔法が使えるようになるスキル。
すべての魔法とな!?これも後で試すしかないな。
『高速移動』
SPDが2000アップするスキル。
『幸運』
LOKが1000アップするスキル。
高速移動は後で走ってみて試してみよう。幸運は試しかたがわからんが、まぁ、街のカジノで試せばいいか。
『吸収』
相手のスキルや経験値を奪うスキル。敵味方問わず。距離は10メートル以内。
これ、強すぎるな。しかも10メートルは相当相手がでかくないか遠距離型じゃない限り最強だぞ。安全区域から敵を無力化……やべぇな。
『超成長』
通常もらえる経験値が10倍になりレベルアップ時のステータスアップも通常よりも高く上がるようになるスキル。パーティーを組めば最大6体同時でこのスキルを使うことができる。
これはそのまんまだな。だが、これも最強スキルだろう。レベルなんかじゃんじか上がるだろうな。それに、パーティーの仲間にも使えるってのも強い。まぁ、仲間ができるなんて思っていないが。
『次元BOX』
自分で触れたいる無機物を異次元に収納、または取り出すことができるスキル。体の部位を意識しながら取り出すことで、その部位から取り出すこともできる。無限に収納できる。
これは収納スキルのようだな。ようは、青いタヌキ型ロボットが持ってるポケットの便利版だ。収納したい物や道具に触れて念じればしまえるっぽい。しまえる量に限りは無いらしいし大きさも無制限らしい。さて、試しにさっき作ったAKをしまってみよう。
AKを持って、念じる。し、しまえ~。すると次の瞬間俺の手元からAKが消えた。おぉ!すごい。本当にしまえた。出すときはその物や道具を念じるか、収納欄から出せるみたいだな。
*
さて、一通り見終わったな。じゃ、次はスキルを試してみるかな。
女神「加減しろと言われてましたが?それならスキルを変えましょうか?」
将平「冗談だ。察しろ」
女神「(´・ω・`)」




