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三話

一体なぜこんなことになってしまったのか。日和は牢獄の中、幾度も考える。

これまで特にこれといって良いことも悪いこともしていないし、トリップ物のテンプレートである不思議な物を拾ったり事故に遭ったり前世の記憶があるとか……そういう特別な出来事は一切なかった。

そう、日和は毎日なんの変哲もない日々を過ごしていたのだ。


そうして訪れた運命の日は、一年ほど前だったか。


あの日、二人は姉妹で映画を見に出かけていた。

妹日和は、姉あずさが彼氏との約束をドタキャンされたから、という理由で、ちょうど封切りされたばかりの興味のない恋愛映画を見に連れて行かれたのだった。


「一人で見るのなんて嫌だもの」


そう言い笑う同い年の姉は妹の目から見てもとびきり綺麗で、とても双子だとは思えない。その美貌――念入りに手入れされたシミ一つない肌、研究された清純派乙女と小悪魔レディの中間メイク、染めたばかりのふわふわしたアッシュグレイの髪。何より出るとこは盛大に出て、引っ込むところはしっかり引っ込んでいる引き締まったスタイルの良さ!――は、黒髪ストレートに眠たげな瞳の、ぽやんとした平凡な容姿にすとーんとした日本人形体型である日和の、自慢でありコンプレックスでもあった。

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