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エピソード5.

2025年8月…優希は家で司令から受けた任務を5人に伝えていた。

「今回の作戦は1ヶ月近く海外に飛ぶ、行先は広州だ。」

これを聞いた5人は全員が驚きの表情をしていた。

広州とは、中国の輸出都市の1つだからだ。

5人が驚きを隠せない中優希が任務の概要を説明し始めた。

「ここ数年で我が国で起きる人身売買と麻薬売買が盛んになりつつある、独班の情報によると麻薬の輸入先が広州であるという事が分かったらしい。そこで、今回は俺と撫子、ナスチャの3人で直接広州の麻薬カルテルに乗り込むぞ。」

優希の最後の言葉に茉那は異論を示した。

「なんで私達が外されてるのよ!」

これに優希は答える。

「今回の任務は潜入捜査も兼ねている、6人では人数が多過ぎるんだ。そこで俺と撫子は中国人として、入国し、ナスチャはロシア人として入国する。」

優希は茉那や莉那、花那に納得してもらい。撫子とナスチャに詳細を話し始めた。

「今回は日本人としてではなく、中国人とロシア人として入国する必要がある為、特殊なルートから入国する。まず、初めにモンゴルに日本人として入国し、そこの協力者に偽造パスポートを用意して貰う。そこから中国人とロシア人として、モンゴルからモスクワに向かいウラジオストクを経由して、香港に向かいそこから協力者と共に広州へ向かう。」

一連の流れを説明した優希は撫子とナスチャに質問を聞くと、撫子が口を開いた。

「モンゴルからロシアを経由するのは分かったけど何故危険なモスクワに向かうの?」

撫子が言う通りモスクワはロシアの首都であり、FSBなどの諜報機関の本部等がある、諜報員にとっては危険な都市であった。それに優希は答える…

「ロシアの協力者がモスクワにしか居ないからだ、危険ではあるがそれしか道は無い。」

優希の言葉に撫子とナスチャは納得している様だった。


2日後…羽田空港からモンゴルに向けて出発した優希達は問題なく協力者から偽造パスポートや入国に必要な書類等を受け取り、モスクワに向かった。翌日の早朝にはモスクワに着き、協力者と待ち合わせている場所に向かうと、協力者であるイヴァンからある取引が持ち掛けられた。

ロシア国内で自由に動ける様にする代わりにロシアの超国家主義者のボスを他の協力者と共に捕獲又は殺害をするというものだった…

優希は話にないと反論したが司令にはしてあると言うので確認をしてみると、司令からは「承諾済みだ」と一言言われただけだった…

優希は仕方なくイヴァンから細かい情報とロシアで使う装備を3人分用意してもらい、シベリアへと向かう…

シベリアの山奥へ向かうと3人のイギリス人と数十人のロシア人が待ち構えていた。

どうやら別の協力者のようだが、話に聞いていたのはロシア人のニコライとその部下達だけだった為イギリス人3人の事は聞いていなかった…

ニコライから話を聞く限り、イギリスの非正規部隊「タスクフォース」のメンバーという事だった。3人はニコライの協力の元、今回のターゲットを追い続けていたようだ。

優希達は装備の準備をし、ニコライからイギリス人の指揮下に入るよう言われる…

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