エピソード3.
優希が任務の為に家に入ると撫子が「おかえりなさい」と出迎えてきたので優希もそれに返すように「ただいま」と言った後に話を切り出す。
「任務は聞いてるな?1時間後に各自出発、新宿に向かうぞ」
撫子は自室に向かう優希に着いていきながら答える。
「もう準備は終わってていつでも出れるわ、これから時間差で出発して現地集合にするつもりよ」
と、撫子が言った直後に茉那が「行ってきます」と言いながら玄関から出て行く音が聞こえた。
それからも撫子は優希の着替えや装具の準備などを手伝いながら雑談をし、10分おきに玄関から莉那や花那、ナスチャが出ていくのが聞こえていた。
そして30分後に撫子が「時間になったしそろそろ行くわね」と言って優希の部屋を出て行く、10分後に優希も愛車のNINJA250Rで新宿のとあるビルに向かった…
新宿のとあるビルの屋上に20時に集まった優希達、ヘリポートにはブラックホークが待っていて優希達は直ぐに乗り込んだ。
ヘリで移動してから1時間程経った頃、静岡の廃工場付近に降ろされた優希達は現地で待機している全身黒の装備にHK433を装備した別働隊18人と接触、6人編成の4分隊に別れて同時に突入し、廃工場の中に居る2人のターゲットを捕縛する計画だ。
独班の情報によると、30人近くの護衛が居るらしいが同時に潜入し各個撃破していく算段だ…
10分後…各班が配置に着き同時に潜入を開始、物音1つ立てずに敵の半分以上を始末。残った10数人はターゲットの側から離れない為、3方向と上から同時ににフラッシュバンを投げ入れ突入。護衛を全員倒し、ターゲットの捕縛に成功した…
廃工場の中を捜索している内に隠された部屋を別働隊の隊員が発見した、直ぐに部屋に入り中を調べると奥の物陰から何かを発見………