エピソード1.
2021年4月1日とある高校に入学する1人の少年、彼の名は村谷優希15歳だ。
優希は入学直後部屋でのんびりしていると隣の席にいる男子山田に声をかけられる。
「なぁ、折角隣になったんだし友達になろうよ!LINEやってる?」
優希は内心面倒に思いつつ返事をする。
「返事返すの遅いけどそれでも良ければ…」
山田は嬉しそうにしながらLINEの友達登録をし、直ぐに「よろしく!」のメッセージとクマのスタンプを送ってきた。
優希は同じくスタンプを返すとそのまま窓から景色を眺めていた。
学校の昼休みになると山田が他の友達と思われる男子を引き連れて声を掛けてきた。
「優希、皆で学食行こうぜ!」
これを優希は快く引き受けた。
学食にて男子4人で食事中に優希の制服のポケットから何か音がした、気になった山田は質問をする。
「優希、携帯がなってるぞ?」
これに優希は答えを返す。
「これは携帯じゃなくてポケベルって言うんだ。」
ポケベルの音を消した優希は席を外し公衆電話を探しに向かった。優希が席を外した後、山田は他の男子2人に向かって話していた。
「なんで昔のポケベルなんて持ってるんだろうな?」
それに他の男子2人は揃って「さあ?」と返した。
公衆電話に着いた優希はポケベルの画面に書いてある文字を読んで電話を掛ける。そこにはこう書いてあった。『 命令下達3番』これを見た優希は記憶している3番の電話番号に掛けるのであった。